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デザフェスWESTジャック!

デザインフェスタギャラリーの西館で、会期を合わせて写真展を開催する試み。

1-A #旅は駅から 展
1-B #favorites 展
1-C #回帰 展
1-D #想い出はいつまでも 展
1-F #Walker展III
1-G #めめ猫展クロニャクル 展
artpieceWEST W-17 #POPUP 展

2-A #旅と人展

一階は狭い部屋が多く、東西の通路になっていたリ、飲食区画が近過ぎたりして落ち着いて見られないところが多い。
なんとか見られたのは1-Aの 旅は駅から展、1-Gの めめ猫展クロニャクル展くらい。

めめ猫展は、教祖と信徒的な謎の絆と上下関係の妖しさはありつつ、閉じていない明るさと乾いた感じで排他性を感じさせないのが良い。
そして見返りを求めない信徒の腕とセンスが見る者を惹き付ける。

旅は駅から展は、部屋の狭さと展示枚数、展示方法の釣り合いを取る事に腐心。
敢えて額装はせず、直貼りで枚数多めに。
「もっと見たい」(広い所で)と思わせる、予告編的な展示。

落ち着いて見られたのは2-Aの旅と人展のみ。
ここだけは写真と向き合える環境になっていた。

たなか@船橋の人
最北端の稚内、最南端の枕崎。
両方にモデルを連れて行って撮った壮大なネタ写真。
実にバカバカしいことに嬉々として大枚はたいて、ネタを作品として昇華させての展示。
道楽の極み。

ぶっちぃ
小品の中に目で分け入るような濃密さに見入る。

マツダナオキ
色の浅いカラー。
色彩からどうしても出てしまう「時代」を抑制して、「いつ」を曖昧にした写真に唸る。

Koji Hirose
癖のあるレンズを使っても、「作例」の罠には嵌らず、きっちり「作品」として仕上げて来る。
印象付けた小物を主役にしたり、脇に配したりも面白く。

雑踏の中での写真展を企図したのかもしれないが、一階で開催された写真展については落ち着いて写真と向き合える環境に無かった。

屋台村のように広い会場を小区画に分けての開催でも良いので、会場選びにはもう一と工夫、二た工夫欲しかった。
小規模展の同時多発開催と言う企画そのものは面白い。

(2024.09.30 記)

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