I hope.2 -SHIONE写真展-
ルデコ5階へ。
ステートメント
一人のモデルから「夢」を聞き出し、腕っこきのハイアマチュア(と、ゲストの腕っこきのプロ)が寄って集って叶えてあげる写真展。
無理難題に近い夢もありつつ
・5時間以内
・一発勝負の撮り直し無し
知恵と労力と散財。
旦那芸の極北。
アマチュアは一人一題。
ゲスト作家の i-dee が「タバコの女」「ウェディングドレス」「CM風スタジオ撮影」「ピンナップガール」の4題を一手に引き受ける。
これもまぁ凄かった。
野村原「近未来感っぽい」
相変わらず思い切った資本の投下と纏め方の上手さ。
hiram「ストーリー展開のある」
モノクロ6点。 わかっている人のモノクロ。
まっはー「彼岸花と」
グルグルレンズ(もしくはフィルター)
飛び道具に踊らされずに使役。
うさまる。「色んなカラーで」
色をテーマに撮り分けつつ、色に縛られ過ぎない。
バランスの妙。
Waiwan「ススキ&夕日で」
薄暮の「時の流れの速さ」を写し取れている。
Koji Hirose「砂丘で撮りたい」
撮影記を添えていたが、「柄にもなく『頑張った感』が出た写真だな」と思った通り、強風の砂丘でモデル共々5mの布と格闘しつつ撮った写真だった。
それ以外の出展者も、会場で凹みを感じる事のない、水準以上のものがズラリ。
悪い大人の意地の張り合いと言うか、技術での殴り合いと言うか、凄まじくも微笑ましい、見応えのある写真展だった。
(2023.05.30 記)
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