石川野乃花の喫茶オールドクロップ(2024.04.26)
1月以来の開催となる、Symdolick 石川野乃花主催のコンセプトカフェ的なイベントへ。
階上の事務所スペースで調理をしたものを、階下のスタジオに運んで行う為、階段のあたり迄来ると「美味しそうな匂い」が漂っている。
自社ビルならではの催し。
今月のゲストウェイトレスは 横音ひな(Shupines)と滝本里奈(paslil')。
横音ひなが国家試験対策でお休みの間「バイト横音ひな」を務めていた滝本里奈と、本家の「バイトジャナイ横音ひな」。
開場前、スタッフもウェイトレスもてんやわんや。
そんな中でも、横音ひなは豪快に大地を踏みしめる足音だけでそれとわかる。
少々遅れて開場。
テーブルと椅子はいつもより多め。 この辺りが対応できる最大規模なのだと思う。
今月のお品書き。
調理はあらかた済ませてあって、仕上げと盛り付けを石川野乃花が手ずから行い、ゲストウェイトレスが客に供する(※たまに石川も持ってくるし、マネージャーに頼む人もいる)。
そんな光景を眺めたり、客同士談笑したり、ゲストウェイトレスに茶々を入れりたりして過ごすうちに、注文したものが運ばれてくる。
今月のゲストウェイトレスは、これまで見た中で一番凄かった片瀬成美を別方向に超えていた。
・注文を聞き間違える
・注文を伝え間違える
・注文内容を忘れる
・注文票の字が汚い
・注文された物を運び間違える
しかしこぼさない。
「可愛いは正義」であり、全てが笑いに転化していたので、体験型コンセプトカフェのウェイトレスとしては正しい振舞い。
(※但し、オーナーは頭を抱えていた。)
調理を「あらかた済ませてある」と言っても、メニューの組み立てからレシピ作りから調理まで石川野乃花主導で行われているので、どうかしているかどうかしていないかで考えると、いや考える迄も無く、完全にどうかしている。
石川野乃花の作る料理は、私が作る料理とは考え方や好みから異なるのだけれど、食べれば腑に落ちる、納得の行くものになっていて面白い。
月に一度、瞬間最大風速的に金のある給料日の夜だったので、スープカレーとじゃがチーズベーコンに芋焼酎も付けてしまう。
今月の芋焼酎は
岩川醸造の紅芋薩摩邑
西酒造の宝山
両方、一杯ずつ。
飲み方は水割りお湯割りソーダ割りなどが選べるが、私はストレートで。
"Straight no chaser" と気取る程若くもないので、チェイサーを別にいただく。
スープカレーはコンソメベース。
炒めた玉ねぎとトマト、ドラムスティックが煮込まれており、彩りの具として赤と黄のパプリカと薄切りにしたカボチャが入る。
じゃがーチーズベーコンのジャガイモは、鹿児島産のもの。
小振りの芋を皮つきで、ベーコンとチーズと共にカリカリに仕上げてあって、酒がススム。
「良いものを、多くなく」は森茉莉が手土産を選ぶ時のモットーであるが、楽しい空間と時間の中で、美味しい料理とお酒を程よくいただける幸せ。
心地良い微薫で帰宅。
(2024.04.27 記)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?