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Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜(2023.01.30)

いつも前の番組の仕舞いが押すので、のんびり構えて出掛けたら、定時終演定時開場だった。
慌てて受付して中へ。

次の週末に周年ワンマンを控えての定期公演。

セットリスト

1.DREAMY GO ROUND
MC(ワンマンへの意気込みなど)
2.Restart
3.オニオングラタンスープ
4.泣き虫おもちゃ箱
5.テトテ

星乃綾夏 高めのポニーテール
矢野桜子 低めのポニーテール
成瀬陽菜 高めの二つ縛り
葵葉ほのか 低めの二つ縛り
藤乃さや ハーフアップ

藤乃はハーフアップでありつつ、髪の毛を取る量を間違えて新しい髪型を開発してしまったとのこと。
これはこれで良い。

MCの廻しは星乃綾夏。
初々しさはありつつ、ソツは無い。

曲間を繋げて詰め込んだライブでも、星乃綾夏の息の上がったところは見たことが無い。
基礎体力と体幹がしっかりしているので、振り付けにもブレが無く、沈み込みからのせり上がりのような動きでの安定感には唸らされる。
万事涼しい顔でこなしているので「あたりまえ」のように見えるが、アイドルになって半年の人があたりまえに出来る事ではなく、地味に凄い。
腹筋が six pack になっているアイドルは割と多いが、背筋が厚いアイドルはあまり目にしない。
その希少種の一人。

事前に「タオルを持ってきてね」的な仄めかしがあり、タオル曲と言えば Restart と言う事で、新体制でのお披露目。
合いの手が分かりやすいので、初見でも二周目には対応できる。
対バンライブなどでは有効な持ち札になりそう。

矢野桜子は、喉の調子が少々悪く、MCで少し喋るのみで歌はお休み。
本人はそこに居て踊っていて、歌割りだけが変わる特殊事例。
そういう事も出来るようになっていると見極めての対処だと思うのだけれど、危なっかしい所もありつつ、なんとかやり切っていた。
こうして乗り切ったあれこれが、経験としてあとあと効いてくる。

矢野桜子の方も、踊っているだけできっちり存在感は出しており、こちらも良い経験になったと思う。

イレギュラーな事態に、終始緊張の面持ちの葵葉ほのか。
お辞儀をするときに顎にマイクをぶつけて良い音をさせるくらいには硬くなっていたが、なんとかやり終えてあからさまにホッとしている姿が微笑ましい。

皆でで支えなければならない、そんなときの成瀬陽菜は実に頼もしい。
いつも以上に軽やかに、華やかに、可愛らしく。

ちゃんとしなければならないプレッシャーがある日の藤乃さやは、見るからに「ちゃんとしなければならない人」である事が多かったが、そこまでの気負いは無くなり、安心して見られるようになってきている。
これは新体制が固まり、新規加入のメンバーが任せられるところまで育ってきただけでなく、任せられる器の大きさを、藤乃も手に入れたのだと思う。

矢野桜子が、〆の挨拶。
一人でも多くの人に足を運んでほしい思いを切々と。
今日この場所にいる人々は、よんどころのない事情でもあれば別だが、恐らくはワンマンにも来ると思われる。
そこから先にも拡がって欲しい、そんな願いが籠っていた。

その周年ワンマン。
後方なら500円(+D)からチケットがありますので、お試しに是非。

(2023.01.30 記)

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