翡翠が採れる海、糸魚川
こんばんは。Machoです。日本人の平均睡眠って世界でワーストらしいですが、僕はそれを遥かに上回るほど寝ているのに、眠いのはなぜなんでしょうね。
ラベンダービーチ
新潟県は糸魚川市、そこには翡翠が採れる海岸があります。それがラベンダービーチです。友人と長野県の白馬村に訪れてた時に、”日本海が見たい”と思い立ち、車を飛ばしている最中に地図で見つけた海岸でした。
砂利の浜と蒼い海
ラベンダービーチというもんだから、ラベンダー畑が広がっている海岸と思いきや、そうではなく一面砂利の殺風景な景色が広がっていました。
この日は風が強くて、押し寄せる波が砂利をさらう音が鳴り響いていました。写真を撮る友人を波打ち際から撮影していると、特大の波が"どーん!!!"と背中を打ち付け、死ぬかと思いました。
日本海の猛威に打ちひしがれていると、遠巻きに"何か"を持って波打ち際を歩いている人が見えました。
みんな下を見てるので、気になって話しかけに行きました。
何やら長いおたまを持って砂利を掬っては捨てているので、「何してるんですか?」と聞くと"翡翠を採ってる"と言うオヤジさん。調べてみると、"ラベンダービーチ"とは、糸魚川周辺では薄紫色の翡翠が採れることから名付けられたのだそうです。
翡翠採れんの!?とワクワクしたので、同伴していいかと聞くと、勝手にしろという感じで快く?受け入れてくれました。
オヤジさん!どれが翡翠なんですか?と聞くと、ちょっと待ってろと言いながら、砂利を拾い続けるオヤジさん。
全部石ころにしか見えないし、そもそも翡翠の原石がどんなものなのかを知らないので、全く識別がつきません。翡翠といえば緑のイメージなので、片っ端から緑の石を見つけてオヤジさんのところに持っていきましたが、どれもこれもただの石ころらしい。
数十分後、オヤジさんが「これだ」と言ってくれたのが、学校のグランドにも落ちていそうな白い石でした。ほんまかいな。
なんでも、若干緑が入っていてキラキラと結晶が見えるからとのこと。なるほど、全然わからん。
ちなみに私も負けじと探し続けると、白くないけどなんだか綺麗な緑色の石を見つけました。
オヤジさんには「それは違う」と言われましたが、ずっしりと重くスベスベしているのでただの石ではないと思い、持ち帰ることにしました。
石を鑑定に出す
宝石と言えば、やはり光に透かすと綺麗という特徴があると思うので、試しにライトで透過してみると、、、
透けてる!!!オヤジさんのくれた石は白く、そして自分で拾った石は緑色に僅かに透けているではありませんか!!期待値がグンっと上がります。
糸魚川にはフォッサマグナミュージアムという自然史博物館があって、そこで拾った翡翠の鑑別をしてくれるのですが、時間の都合上断念し、後日鑑別することにしました。
私の拠点は名古屋なのですが、そもそも原石の鑑別をやってくれる場所があるのかすら知りません。片っ端から宝飾店に問い合わせしたところ中央宝石研究所という所なら、確かな鑑別をしてくれるという情報を得ました。早速名古屋支店に持ち込み、約2週間の鑑別時間を待ちました。結果は、、、
クォーツ!!!
自信満々だったオヤジさんの石ですら翡翠ではなかったことに驚きですが、やはり宝石探しは簡単ではありませんね。クォーツも立派な宝石なので、大事に取っておこうと思います。次こそは本物の翡翠を見つけたいと思います。
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