愛おしく儚い瞬間
時を止めることができたらいいのに。
ライブは、生モノだ。
その場所で、その日、その瞬間に起きることは全て奇跡の連続なのかもしれない。
そんな貴重な時間は、愛する人に久しぶりに出会えた喜びに満ちた時間であり、とても儚い時間。
何で、時を止めることができないのだろう。
この瞬間が、ずっとずっと続けばいいのにと思うことばかり。
けれど、時は残酷だ。
始まった瞬間から、終わりに近付いていく。
この瞬間が終わってしまうと、次はいつ会えるのか分からない。
生きている内に、また会えるのか?
それも叶わないかもしれない。
そう思うと、これまでずっと聴き続けている曲でさえ、涙が溢れてしまった。
わたしにとってのライブは、それ程に貴重な時間だ。
だから、どうしても1曲、一瞬…その瞬間に起きる全てのことに対しての重みがどこでも付け回すヲタク達とは全く異なる。
あまり簡単に"愛"という言葉を使いたくはない。
けれど、どうしようもなく愛おしくて、同時に胸を締め付けられた。
こんなに苦しくなるものだったかな。
わたし、こんなにも涙腺が弱かったかな。
これまで参加したライブも、勿論気持ち的には重たい。
けれど、次の約束がない今、より重みのあるライブになった。
これで、彼らのライブもひと区切り。
生きてる内に、再会できるように…わたしはもっとこころを殺したり、成長していかないとね。
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