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AIの台頭に思う事

昨今ではAIの自動画像生成だったり、自動作曲だったりが色々な所で何かと話題になってますね。
賛否両論あるようですが、個人的に思った事を書きたいと思います。

僕個人の立ち位置としては、DTMを趣味でやっていますが、別にクリエイターでは無いし、ましてやそれを職業にしている訳でも無いので、そこに危機感が無い、あくまでコンテンツの消費者であります。

コンテスト等に出展する作品をAIにやらせてしまう事は所謂チート行為の様な物なので良く無いとは思いますが、では、果たしてそれを見抜く事が出来るかというとかなり難しいと思います。
ましてや、作家さんならば年間にいくつもの作品を世に出さなければならない事もあるでしょうから、アイディアに煮詰まる事もあるでしょう。
とっかかりをAIに任せて、それに手を加えて自身の作品として発表すると言う事が当たり前の時代が来るかもしれません。

ひょっとしたら、クリエイターの方々は危機感を覚えるのかもしれません。
現に僕自身も記事のサムネイルなんかに以前はフリー画像等を利用していましたが、最近はよくAIの自動生成画像を使います。
理由は手っ取り早いし、著作権のややこしい問題が発生しにくいからです。適当なキーワードを入力すればそれっぽい画像がお手軽に入手できます。正直フリー画像サイトでイメージに合った画像を検索するよりも手っ取り早いです。
僕の場合はフリー画像を利用していましたが、有償で画像を使えるサービスを契約していた人の中にも乗り換える人も増えて来るでしょう。

これは音楽の世界にも同じような事がおきていて、ちょっとした動画のBGMなんかはむしろ主張しすぎない方が都合がいい場合があるので、イメージやジャンル、動画の尺にちょうどいいBGMなんかを自動生成するサービスが既に存在します。
ストックミュージックの作家さんなどにとっては脅威になりうると思っています。
そう遠くない将来に動画やゲームの世界にも同じような事が起こってくるのでしょう。
これは時代の流れなので受け入れるしかないのかもしれません。

僕だって本音を言えば、いくら趣味だからといって、いくらへっぽこDTMerだからといっても、一生懸命無い知恵絞ってひねり出して、努力して作った曲よりもAIがほんの数秒で自動生成した曲の方が大人気だったら悔しいかもしれません。

しかし、完全に消費者としての自分は、作品に対してバックグラウンドをそこまで強く意識したことは無いのです。

その作品を作った人の生い立ちや、業績、知名度等は割とどうでもよくて、その作品を見たり聴いたりした時に、自分が良いと思ったなら、それは僕にとって良い作品なのです。

アイドルやV系の音楽が売れることについて批判的な意見を持つ人が、「純粋に作品の内容を評価すべきだ」といった意見を言っているのを目にしたことがあります。
なるほど、一理あるなと思うのですが、その理屈で言うと、たとえそれがAIが自動生成した物であったとしても、素晴らしいと感じたのであればそれはきっと素晴らしいのでしょう。

人として抗いたいと思う気持ちと、受け入れるしかないと思う気持ちが交差する今日この頃です。


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