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40代の副業・兼業の選び方とは?

セカンドゴングの高木屋です。

厚生労働省が後押ししていることもあり、副業をもつ人は増加の傾向にあります。

リクルートワークス研究所の2021年の調査では、正社員の人の回答で「兼業・副業実施中」「今後の実施意向あり」が半数を超えていました。

厚労省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を改定し、副業、兼業の普及、促進を進めています。

とはいえ、「よい副業」と「避けるべき副業」があるのも事実。
副業の「具体案」は他記事に譲ることにして、今回はどういったスタンスで副業、兼業を選んでいくのがよいか、整理していきます。

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「よい副業」と「避けるべき副業」の違い

まずご自身にとって「よい副業」というのは、金銭以外の報酬が見込めるかどうか、ということです。

副「業」とあるように、金銭的な報酬があることは当然の前提ですが、時間を切り売りするだけの副業では、今の収入アップは見込めても、将来的にその収入を維持・向上しようとすると、稼働時間を増やす、という方法しか取れません。

ご自身を大切にするという観点からも、副次的な報酬があるかどうかに重点を置きましょう。

逆に「避けるべき副業」は、時間の切り売りでしかない仕事です。

「時間の切り売り」は、言い方を変えると「あなたでなくてもできる仕事」といえます。

副業を選ぶ際のポイント

「あなたしかできない仕事」を選ぶ、また「あなたしかできない仕事」を作っていく、という観点で副業を選ぶ際に大事なポイントは、

・スキルや経験を活かせるかどうか
・本当に好きといえることかどうか

上記の2つで考えることです。

「スキル」や「経験」を活かす

「スキル」や「経験」は、経験を積むことで本業との相乗効果があるものなどを指します。

具体的には、本業の「業種」または「職種」のどちらか1つ以上と重なっていることを選ぶことです。

副業を通じて仕事の幅を広げることで経験値が増し、その結果、本業にもプラスになります。

「好き」を活かす

「副業紹介」の記事などではあまり取り上げられないですが、「好き」なことであれば「スキルや経験」から遠くてもやってしまう、というのが「好き」を活かすということです。

「銀行員が副業で花火師をやる」などは好例でしょう。

山梨中央銀行の若手行員が副業として花火師をしている。4月に副業を解禁した同行はこれまで9人の申請を認めた。コンサルタント関連の業務が多いなか、異質の副業が行内でも話題となった。花火は山梨の地場産業で、地域貢献につながる挑戦として同行も背中を押している。

出典:日本経済新聞

一見相乗効果はないものでも、「好き」でやることはとことん深められるはずです。結果、これから需要の増す「T型」人材、「100万人に1人の人材」への1歩目を踏み出すことができます。

T型人材とは?

専門的な知識とスキルを蓄積し、特定の分野を極めた豊富な経験を軸に、専門外のあらゆるジャンルに関しても知見がある人材タイプ。

T型人材の「T」には、タテ棒が「専門性の深さ」、ヨコ棒が「知識の広さ」といった意味が込められています。

100万人に1人の人材になる方法:

元リクルートの藤原和博さんが提唱しているものです。
100万人に1人はオリンピックのメダリスト級。100*100*100=100万であることから、3つの領域で「100人に1人」を目指すという考え方です。

「100万人に1人」を目指すのは難しくても、「100人に1人」であれば、努力できます。

まとめ

・副業、兼業は厚労省の後押しもあり、ますます盛んに
・ただし「選び方」は重要
・スキル、経験を活かす、または「好き」を軸に選ぶ、ということが大事

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