人と話すときに考えていること

コミュ障です(自己紹介)。
会話って大変ですよね。
会話って格ゲーじゃないですか。
相手の動きを読んで最速で最適なレスポンスを選択しなくてはならない。
何が確反か考えて次の手を打たなくてはいけない。
しかも両者が動かないでいると気まずさでスリップダメージが入る。
さらに時間制限もあるから雑につば競り合いをしていればいいわけでもない。
くわえて相手キャラクターの種類は無限。

基本私は何事においてもレスポンスが遅い、というか瞬発力が悪いので、人と会話する状況が苦痛でなりません。

ただ、社会に出て会話を拒絶していたらキングオブファイターズにはなれないので、自分なりに対策を考えて実践していたら少しずつ慣れてきました。
それをささっと書こうと思います(毎回前置きが長くなってしまう)。

今日書くのは主に、仕事において誰かに何かを口頭で伝える必要があるときに考えていることですが、頑張って一般的な内容に落として書きます。

相手がどんな人なのかを考える

これが一番大事だと思っています。
当然のことを書くんですが、これが原因でコミュニケーションが上手くいっていないというケースはあるように感じます。

世の中色んな人がいます。
両親、友人、恋人、会社の上司、部下などなど。

で、当然なんですがこの人たちはバックグラウンドや知識量、知識の幅が全然違う
ある1つの情報を伝えるときに、これらの人に一言一句同じ言葉で伝えても、伝わる人と伝わらない人がいると思います。

両親とは長い時間を共有しているが、年代は違う。
友人とは趣味を共有しているが、職業が違う。
恋人とは出会ってからの時間を共有しているが、趣味は違う。
会社の人とは業務内容を共有しているが、付き合いは浅い。

という風に、同じ情報を伝えるときでも、相手により「端折っていい部分」と「詳細に説明すべき部分」、「使っていい略称、用語」と「使うと話がややこしくなる用語」があると思います。

なんか当たり前のことを書きすぎてて悲しくなってきたんですが、過去の自分を含め、相手によって話し方を変えず、伝えたつもりが伝わっていなかったという経験をしている人は一定数いると思っています。

なので私は、話している相手の

  • 経歴(社歴)

  • スキルセット

  • 自分との付き合いの長さ

  • 伝えたい内容について持っていそうな情報量

  • 趣味(例え話に使えたりする)

  • 伝わる専門用語、伝わらない専門用語

などを考えて、伝えたい情報に齟齬がないように考えて話しています。

会話のゴールと、そこまでの道筋を考える

例えば、「身内に不幸があったので会社を休みたい」という内容を会社の上司に伝えるときに

会社を休みます。

とだけ言って会話のボールを投げる人はそんなにいないと思います。

出来るだけボールを長く持ちすぎず(長く喋らず)、出来るだけ相手の胸元に届くボールを投げる。相手がきれいに受け止められたら、相手はこちらが受け取りやすいボールを投げられるはず。
そういう会話になるといいなぁと思っています。

前述の通り私は会話が下手くそなので、何かを伝える必要があるときに予め会話のゴールと、そこまでの道筋を考えるようにしています。

例えば冒頭の「会社を休む」という内容の場合、上司に伝えたいことが

  • 身内に不幸があって明日から○日まで休むこと

  • 急な休みで申し訳ないと思っていること

  • 今自分が受け持っている案件は他の人に引き継ぎ済みであること

  • 休みの間、チャットや電話は可能な限り確認できること

  • 上司に、自分がいない間のリソース調整をお願いしたいこと

だとします。つまりこれらが伝わることがゴールです。
これらをわかりやすく伝えるには順序が大事になると思っています。
一応、↑に書いた順番が個人的には伝わる順序だと思っていて、

自分「身内に不幸があったので明日から○日まで休みたいと思っています。急な話で申し訳ないです」【主目的と気持ちの表明】
上司「それは大変だったね。休みは大丈夫だけど、いない間の仕事はどうしようか」
自分「それなんですが、私が持っている案件aは同僚のAさんに、案件bは部下のBくんに引き継いでいます」【懸念される影響と対処】
上司「それなら一旦は安心だね」
自分「ただ、予期しないことが起きるかも知れないので、チャットや電話は可能な限り確認できるようにしておきます」【リスクヘッジ】
上司「あまり連絡しないようにこちらで頑張るけど、何かあったらお願いするね」
自分「大丈夫です。今時点での案件は大丈夫なんですが、○日まで私のリソースは使えないことになるので、その調整を上司さんにお願いしたいです」【ネクストアクション】
上司「それはこちらの仕事なので問題ないよ。心配しないでご家族のことを考えてね」

のように伝えると流れが自然かなと思っています。
で、私は事前になんとなくでもこういった流れや、どこでどういうボールを投げるかを組み立てるようにしています。

組み立てずに話していたときは、順序がめちゃくちゃなせいで相手を混乱させてしまったり、会話が終わったあとで伝え損ねがあったりしました。

最近は慣れてきたので明示的に組み立ての時間を取ってはいないのですが、複雑な内容のときはメモ帳に走り書きでアジェンダを書いてから話すようにしています。

会話は生き物なので必ずしも筋書き通りに進まないですが、ないよりはあった方がコミュ障的には安心します。

まとめ

毎度毎度、書きたいと思っている内容について2テーマくらい書くと2,000文字を超えてしまっている気がします。

「人と話すときに考えていること」について書こうと思った理由なんですが、エンジニアとして働いていると、エンジニア間でのみ通じる用語をエンジニア以外に対して使う場をよく見るなぁ、というか、過去の自分もそうだったなぁと思ったからです。
(誰かを非難したい意図は一切ないです)

このnote、誰かに読まれる想定はあんまりなくて頭の中を言語化してみよう、がきっかけなんですが、それでも誰かの役に立つといいなぁとは思ってしまいますね。

読んでいただきありがとうございました。
今度こそは1,000文字くらいでさくっと終わらせたい。

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