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【お仕事】船乗りになって悪かった点

では次に僕なりに悪いというかデメリットだと思う点を話していきたいと思います。(漁船です)

①常に危険と隣り合わせ

船に乗り合わせている以上転落する可能性がある。

僕の船の場合(縄船)に限っては、夜の操業がメインなので海に転落したらほぼほぼ助からないなって思いながら仕事してます。

縄が切れる事がありその際、浮き玉というものをサーチライトで探すんですが中々見つからない時があります。これが人だったらと思うとゾッとする💦

操業中は船を走らせてるし、大型船でも時化の時めっちゃ揺れるんです。その時に落ちてしまったら……

魚に引っ張られて海に引き込まれそうになった事多々あります笑(魚がきたら船はストップしてますけど)

釣り針が飛んでくるなんて事もあります。
あげだしたらキリがないです笑
わりと命がけです。まあそれが楽しいんですが!

②就業時間が不規則である

僕の船の話だと操業以外は朝7時位から17時まで仕事をしてそれから当直があります。(これをワッチといいます)

航海の人はブリッジのワッチ
機関の人は機関場のワッチを行います。

ブリッジだと2時間
機関場だと3〜4時間です。それを交代で回していきます。
これを変則ワッチといいます多分(知識不足ですみません)
18〜20時の日もあれば2〜4時の日もあったりで、これがまあ眠いんです🥱

僕は乗った事ないんですが、貨物船タンカー船等の船舶(商船)は固定ワッチが多いんじゃないかな?

商船だと一日のうち4時間ワッチを二回行います。

その時間以外に錆打ちペンキ塗り等の船の保守作業

航海士の方は救命具の手入れや確認、海図だとか航海機器の保守作業等。

港の出入港、荷役といって荷物の積み込み等は全員でやります。

船の種類(船種)や会社の方針。
船頭、船長次第により働き方が違うと思うので乗ってみないとわかりません。

このように働き方の性質上しかたないんですが、船員は労働基準法の大部分が適用されません。そのかわり船員法という法律が定められています。
詳しくは検索してください。

③閉塞的な空間である

狭い空間で逃げ場がない。
時々発狂しそうになる時がある

僕はたまに発狂してストレス発散してます!!笑

④漁船だと部屋が狭い

1人部屋だといいんですが、2人部屋、4人部屋もある。共同生活が苦手な方ならかなりつらいです。

商船だと大体個室で広くて、シャワー、トイレついてる事もあるそうです!(羨ましい)

⑤コック長によっては飯がまずいorレパートリーが少ない

僕の船の場合外人のコック長が乗船してます。
ものによっては味付けが合わなかったりします。
レパートリーも少ないです!
そうめんだと言われて春雨が出てきた事あります笑

料理が上手なコック長に当たれば天国です😇

⑥風呂や洗濯は争奪戦

早いもの勝ちです!上下なんて関係ない。
まさに争奪戦!!!
乗り遅れたら全裸待機してます!!!(楽しい)

ちなみに風呂桶は海水でシャワーは清水です!
(節水大事)

ざっと悪い点を思いついただけ書いてみました!
参考になると幸いです。
それでは🙌

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