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葛飾北斎 / メトロポリタン美術館
韓国で日本に恋焦がれるコースメイトたち
先日、コースメイトとクリスマスパーティをした。
ホストのノルウェー出身の子と、声をかけてくれた中国出身の子2人、ドイツ出身の子、そして私の5人。
中国からの2人以外は初めて会ったのだけど、驚いたのは全員何かしら日本とつながりをもっていたということ。
まず、ノルウェーの子は詳しくは分からなかったが、以前福岡に住んだことがあるらしい。
中国の子は、一人は早稲田大学に在籍しているけれどコロナの影響で日本に入国できない状態が続いているため、その代わりに国境が開いている韓国のソウル大に交換留学しに来たということだった。もう一人の子は、日本の大学院の入試に落ちてしまって、でも彼女のボーイフレンドは東大に合格しオンラインで授業を受講しているという。(写真を見せてもらったが、体中にタトゥーのある、いかしたguyだった。)
ドイツの子は、やはり日本で就職したかったけれど、コロナで入国できないから、今はソウル大で博士課程にいるとのこと。
つまり、すでに日本に住んだことのあるノルウェーの子を除いた3人とも心は韓国ではなく日本にあるようだった。
もちろん日本人として私は、そんなに日本に恋焦がれる人たちがいることを知りうれしくなった。しばし日本の話題で盛り上がり、パーティの一品目、アラビアータパスタを食べ始めるときに「いただきます」と言い合い、「ここって本当にソウルなのかしら?」と内心愉快な気持ちになった。
でも、彼ら彼女らはどうしてそんなにも日本に惹かれているのだろう。
でも、わかる気がしなくもない。私も日本で生まれ育っていなかったら
きっと日本に一度は住みたいと思ったかもしれない、とも思う。
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