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カカオ豆からチョコレートづくり

日々の何気ない暮らしにあえて目を向けてみる。
食べるものや着るもの、誰がどうやってつくっているんだろう?
そんなことを考えるオンラインコミュニティの運営に関わっています。

そして今回はカカオ豆からチョコづくりに挑戦!
オンラインコミュニティ内でイベントをするに当たって色々ブログを読み漁っていて、足りないと思った情報も追加して書くのでめっっっちゃ長くなります!目次で読み飛ばしてください。

準備するもの

・カカオ豆(amazonなどで買えます。)
・砂糖、ナッツ、ドライフルーツなどチョコに混ぜるもの
・ボウル
・湯煎するための鍋、またはドライヤー
・すり鉢・すりこぎ(あればフードプロセッサーやミルで砕くと時短)
・スプーン
・モールドまたはアルミホイル、クッキングシート


カカオ豆を焙煎する

まずは生のカカオ豆を洗って水気を拭き取ってから焙煎します!
フライパンでもオーブンでも大丈夫なよう。
10-20分ぐらい弱火で焙煎しているとパチパチと音がしてくるので、そしたらボウルへ移し冷めるまで待ちます。

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カカオ豆の皮を剥く

冷めたらカカオ豆の皮をむきます。意外とコツコツやらないといけないのでテレビや映画を見たりしながらが良さそう。
ちなみに、剥いたカカオ豆の皮はお湯を注いで10分程度置くと「カカオティー」として楽しめます
ココアの香りがするのに飲むとお湯…と言っていたメンバーもいますが私は麦茶みたいで好き。焙煎具合にもよって味が変わるのかも?
ちなみに皮を剥いてから焙煎から砕くまで時間があく場合にはジップロックなどで密閉しておくと酸化が防げるそうです。

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ひたすら砕いて砕いて砕く

ここからはひたすら細かく砕いて砕いて砕いていく作業です!
ちなみに私たちは砕くところから型に流し込むまで、ミキサーやミルを併用して約2時間かかりました!!!

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フードプロセッサーで細かくしたところがこんな感じ。
豆をジップロックなどに入れてすりこぎなどで叩き、ある程度細かく砕いてからフードプロセッサーに入れると効率的に砕けます✨
ミルもこのような形のものなら使えますが、コーヒー豆をひいて落ちてくるタイプだとカカオに油分があるので粉が落ちてこず難しかったです。

砕いている途中、あまりにも甘くて良い匂いがするのでちょっとかじってみました🍫
が、にっ・・・にがい!!!甘いチョコの香りがするのに苦い!!!
ちなみにカカオ豆を砕いたカカオニブはポリフェノールたっぷりで体に良いとのこと。
ヨーグルトやシリアル、アイスやチャイにふりかけると美味しく食べれるみたいです😀

湯煎しながら練る

ある程度カカオ豆が細かくなったら今度は湯煎しながら擦ります。

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カカオ豆の持つ油分でしっとり。
すり鉢で湯煎する場合、お湯がカカオに混ざってしまうと固まらなくなるので気をつけましょう!!
私は外側にドライヤーを当てながらフードプロセッサーを回してカカオに熱を加えました。ドライヤーおすすめです!!

砂糖を加えて練る

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ツヤが出てねっとりしてきたら、砂糖を加えてさらに練ります!
私はカカオ豆100gに対してお砂糖50gで約66%のチョコを作りました🌷
砂糖を入れるとまたザラザラしてくるので熱を加えつつ、混ぜていきます。

またねっとりしてきたところですり鉢でさらに練ってザラザラ感をなくしていきます。
ある程度ザラザラ感があってもいいやーという人はすり鉢なしで型に流し入れてもOK👍
また、ココナッツオイルでもサラダ油でもいいので匂いの少ない油を1,2滴たらすとだいぶツヤがでてチョコっぽくなります

チョコをモールドに流し入れる

納得するところまできたらチョコを流し入れましょう。
付属のモールドを使うのもいいですが、今回はすぐ固まるようにスプーンでアルミホイルに流し入れ、ナッツとイチゴをのせてみました🍓

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あとは冷蔵庫で冷やして固まったら完成👏
冬だったからか、薄い形だからか流し入れている途中にどんどん固まってその場で食べれました!

ジブンゴトにすると「なんとなく」が「なんで」に変わる

ワークショップの間、フェアトレードチョコに詳しいメンバーの方がカカオやチョコレートづくりについて色んなお話をしてくれました。
生のカカオ豆から作ると言っても、カカオの実を収穫してから日本にカカオ豆が送られるまでにもいろんな工程があり、その辺の話はご本人のブログがてわかりやすいのでぜひ見てみてください🙆🏻

印象的だったのがカカオの品種についての話。

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カカオの実が赤や黄色など様々なのは品種の違いで、基本的にはどの国の農園でも病気などでダメになってしまうリスクに備えていろんな品種が混ざっているそう。
最近ではシングルオリジンかつ一品種に拘るチョコもつくられているようなのですが、それって生産者的にはかなりのリスク。
「なんとなく」拘ることが洗練されていて特別感があるように思えるけど、あれ、それって「なんで」いいんだっけ?


少しだけでもつくる経験をしてジブンゴトにすると、「なんとなく」が「なんで」に変わっていきます
「なんとなく」ノンシリコンシャンプーって良さそう。「なんで」シリコンって髪によくないんだっけ?
「なんとなく」ハイブランドの服はこだわりがあって良さそう。「なんで」ファストファッションブランドは安いんだっけ?

こだわりがある・人気など「誰かの基準やなんとなく」ではなく、「自分が納得できる理由」で選んで初めて”エシカル消費”ができるのではないかと思います。
大袈裟に言えば、オーガニックじゃなくてもフェアトレードじゃなくてもソーシャルビジネスじゃなくても、何をいいと思うのか、どうしていいと思うのかを自分が納得できればそれでいい。大切なのは自分の頭で考えてジブンゴトにすることだから。

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