スクールカーストとその構造について 高校〜大学における変化

先ほどの小学校〜中学校編の続きです。

ただ筆者は高校について正直よく知りません。途中で通信制に切り替えたので。


基本的に高校のカーストという物は中学校のカーストと変わらず結局”モテる“かどうかなのだが中学校と違い、学力別あるいは資格等の目的別に学校が決まるためよほどのマンモス学校でない限り同じ中学校からの人間関係の引き継ぎは発生しずらく、ある程度リセットされた状態からのスタートになることが多い。だが人間は順位をつけることが大好きなので端的に言ってしまうと”見た目“だけで最初の順位は決まる。そのため中学校卒業から高校入学までの間に見た目において変化をつけ優位に立てれば中団階層、あるいは下位階層だった人間が一時的に上位階層に入ることは理論上可能なのだ。だが小学校から中学校までの間に刻み込まれた階層意識は根本に残り続けるため最上位階層にはほぼなれない。いずれボロが出て少し下の階層に落ち着くことが多い。それでも最低限の人権は保証されるため以前よりはマシな3年間なのではないだろうか。まぁもともと最上位階層だった人間はその”自信“があるので基本的には引き継ぎ。

おそらく高校生活終盤になると進路といった要素も材料に入ってくるのだろうが筆者はその段階を知らないので語れない。

ちなみに高校によっては”クラス“という閉鎖世界がない学校もあるのでそういったところだと基本的にはカーストは発生しにくい。結局のところクラスという閉じられた空間の中でしか維持は出来ないし発生しないと考えても間違いではないだろう。結局は他者より自分は優れているということを証明するために存在する物だから比較対象がない以上発生はしにくいのだ。実にしょうもない。

次に大学編になります。

大学においてスクールカーストという物は環境的には発生しにくい。せいぜい1〜2年の最初の頃の必修授業内で発生する程度のことが多いのではないだろうか。受ける授業がそもそも個別によって違うため顔を合わす機会がないからだ。ゼミ等の少人数でずっと受ける授業は例外だが基本的に仲の良いグループだけで固まる事が多いため比較的平和で自由な環境ではある。極端な話友達など0でも大学は生きていける環境なのだ。もっともサークル等に入るとその中である程度の序列はあったりするのだろうがそれも自由意志なので、苦痛なら辞めればいいし最悪の逃げ道があるというのは大きいだろう。

それでも若干のカースト的なものは相変わらず”モテる“かどうかによって発生はする。大学の1〜2年の間はここまでくると純粋な見た目勝負が80%ほどを占める。見た目が良ければ勝ち、ブスには人権が無いと言えば残酷だがこの間は将来も何も無いので一番大きい判断材料は見た目なのだ。諸行無常。

3〜4年になると若干変わってくる。男は気づいていないことが多いが女は若干”結婚“というものを頭の片隅に置きながら少し打算的になってくる。

見た目100点でも将来性が皆無だったり超貧乏な感じだと残念ながら勝てなくなってくるのだ。就職先や財政状況、身につけている物など様々な物が判断材料になるためより混沌とした状況になる。

ただそれでも基本的には仲良しは仲良しで固まり、1人の人間は1人でいられるため一番平和といえば平和であることは間違いない。

ちなみに余談だが筆者は大学1年生は超陰キャファッションで完全にカースト最下層、2年生でファストファッションで中団、3〜4年生で全身ハイブランドで固めるという実験を行った結果、最終的に2年生時までは関わったことすら無い女の子から急に喋られるようになるというところまで変わったり、最上位グループになったりしたので経験則的には間違っていないと思います。完。

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