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長期休暇の憂鬱

夏休みなどの長期休暇に低所得の子育て世帯に食品支援を行っています。

夏休みに入ったある学校で児童が「先生なにか食べるものない」と聞いたことをきっかけとして山梨県で始まった取り組みを京都でも2018年からはじめました。

対象世帯は就学援助を受けている準要保護世帯、つまり一定程度以下の所得の生活保護をうけていない世帯です。

資源が潤沢であれば希望者全員に配ればよいわけですが、現実は程遠く
限られた資源を分配していますので、上記のような条件で案内を保護者に配布してもらっています。

日本では生活保護を受給しているのは受給資格のある人のうち2割くらいになっています。つまり受給資格がありながら受給していない人が80%にもなるってことで、これがフランスだとその比率は逆転しています。

準要保護世帯、生活保護を受給していない家庭のなかで困窮状態がよりひどいという世帯があるということになり先の山梨県の訪問調査でもそのようなことがわかっています。

自分たちの支援では質量とも不足していることは重々承知していても
民間の小さい団体ができることは長期休暇中、学校で選択的に給食を出せるような仕組みがほしい。何人かの議員さんにお話したことかありますが、
どう捉えられたのだろう・・・

学校がいつでもいける場所で給食も食べられるようになれば夏休みあけに痩せて登校してくるこどももなくなるだろうって思うのです。

今は食品支援という絆創膏を貼るために駆けずり回る日々が続いています。

2023年7月22日 出荷作業の様子

#未来のためにできること

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