BOYS AND MENの勇翔くん

「勇翔」←なんて読むの?

 「ゆうひ」と読みます。

 上記は所属事務所ホームページ上にある最新のプロフィール。今は『舞台 弱虫ペダル』出演に向け、また金髪になっています。

 勇翔くんの魅力は宇宙まで響かせたい。

 濃い青色と濃い顔の黒髪が勇翔くんです。あとクソでか「SAY!」で煽ってるのも勇翔くんです。煽り担当になりがち。

 現在9人で活動している「BOYS AND MEN」の中で彼だけ苗字が表記されていません。というのは、

『「勇翔」という名前が好きだから、みんなにそう呼んでもらいたい。』

 そんな彼なりの理由があるみたいです。

 名前は親御さんから生まれて最初にもらうプレゼント。それを自分も愛し、みんなからも愛されたい。素敵ではありませんか?

 なんて思うのは推しのひいき目かもしれません。

 2021年3月、大阪・東京にて上演!福富寿一役で出演します。2020年中に出演が発表され、一旦中止となってもキャスト変更なく登板との事で、本当に嬉しい限りです。

好きなところ

1.顔

 先に挙げた宣材写真を改めてご覧いただきたいのですが、

・目、鼻、口の配置位置のバランス

・目と眉毛の距離の近さ→男性らしさ、濃さの尺度

 美感の問題もあるとは思いますが、「平成のイケメン」というよりは、「昭和のハンサム」といった硬派な華やかさを感じます。

 印象に嘘がつけない「顔」に勝る力強くわかりやすい武器はないと思うのです。内面が好きなんてものは後付けです。

2.演じる力

 グループの中でも外部のドラマ、舞台や映画に出演する機会が割と多い人物です。

▼ヴァンパイア・ナイト

 愛する人を失ったトラウマを持つヴァンパイアハンター。トンデモ・パニックアクション映画。

▼棘の中にある奇跡

 栗の木の下で行き倒れている謎の男。しかしてその素性は…。ラスベガスの映画祭でも上映された、人の絆が涙を誘う作品。

▼鈍色のキヲク

 父の記憶をたどる物語。初?のお父さん役

▼パンとバスと二度目のハツコイ

 主人公・ふみの元恋人役。きっちりスーツを着込んでいる役は非常に珍しいです。出演時間は少ないながらも、主人公の恋愛観を表す大きなポイントになる人物。

▼マジで航海してます。

 無印の学生時代では主人公2人と共に航海実習を行う実習生として。そして立派な航海士として、また夫としてカムバックするSecond Season。

 2作通してBOYS AND MENが主題歌を担当している作品。 私個人としては思い入れが強い作品です。

▼ GARO -VERSUS ROAD-

 メインとなるプレイヤーの1人、天羽涼介(あもうりょうすけ)として。【クールな一匹狼の熱血漢】とは!?というクエスチョンに見事なアンサーを演じて見せた、同シリーズの中でも異色かつ意欲作。

 詳しく書きました。

 どの役柄においても「人物のバックボーン」が奥行きと深さになってその人の「人生」として色濃く表現されているように感じます。

 紐解く糸口になりそうなものが、とあるイベントでファンから寄せられたクエスチョンに対するアンサーにありました。

Q:演じる時に心掛けていることは何ですか?

A:「この人がどんなことを考えて、どう思っていて、どんな気持ちなのか」を撮影ギリギリまで考えています。

 物語の人物たちの「基礎工事」をしっかり築くことで「役という『人生』」を深く、色濃く、与えられた場所で表現しているんだなと、この回答を聞いたときに感じました。「演技力」はもちろんのこと、「『その人』を生きる力」に長けていると思えます。

3.感じ取る力

 活動を眺めていて、優れているなと感じるのはこの「感じ取る力」

 「場」の空気の流れに合わせた言葉選びや振る舞いをする力。

 というのも、グループのメンバー全員が一堂に会すると総勢9人。誰も我先に前に出ようと声を上げ、大きく振る舞い、目を引こうと「動」で溢れかえり渋滞しています。その場で彼は「静」でいることが圧倒的に多いのです。

 そんな彼がグループを離れるとどうでしょう。

 単独で映画やドラマの撮影、舞台の稽古、また事務所の後輩たちとの交流へと場を移すと出てくるのはムードメーカー的に振る舞うエピソードや、積極的にキャストとコミュニケーションをはかるエピソード。経験豊富な先輩に可愛がられ、後輩に寄り添いアドバイスとエールを送る…と様々な姿が見受けられます。

 感じ取り、適応する力は他のお仕事でのアウトプットへと応用され、「これはどんな味がして、どんな食感で、どう美味しいのか」を的確に伝える食リポで発揮される場面も増えています。

 これらのひとつひとつが、演じる力、役を生きる力、求められていることへ的確に応じる力へと繋がっているのではないかと思います。

4.オタク気質

 アニメ好き、仮面ライダー好き、という面を持ってオタクと表現することも可能ですが、「とことん探求する」という面でのオタク気質も強いように思います。

 以前は「ボイメンワールド」という、各メンバーが自分で企画を考えるイベントが毎週持ち回りで名古屋市内の映画館にて開催されていました。私は彼の担当回にしか足を運んだことがないので他を知らないのですが、各回趣向を凝らした内容になっているらしいです。

 彼の場合、ある時は本人私物のロードバイクを映画館に持ち込み、名古屋から京都までを走破した話、輪行で琵琶湖を1周した話、挙句はその場でロードバイクを解体して輪行袋へ袋詰めし、それを抱えて退場。なんてこともありました。

 筋トレに取り組むにあたっては、どのぐらい運動することでどのぐらいのプロテインを摂取すべきか、食生活をどのように工夫すれば筋肉の発達によいか、などを徹底的に調べて一時期は宿泊先のホテルがあらゆるプロテインだらけになっていたこともあったそうです。

 またある時は遊戯王について。そのまたある時は牙狼シリーズについて。

 2019年11月のイベントでは、イニシャルDと車について。同年に運転免許を取り、車に対する興味が尽きないようで、カー雑誌を常時3,4冊携帯する熱の上がりっぷり。今まで参加したイベントで一番彼が何を話しているのかわかりませんでした(笑)

 毎回自分が好きなことを大いに語り、1時間の持ち時間があっという間に終わってしまいます。

 興味に対してトコトンまで!という姿勢は、私自身も強弱あれどその気はあるのでわかります。そこに共感し、応援したい気持ちが芽生えてくるところでもあります。

 また、自分の好きなことを話すときの彼の風貌は硬派な華やかさから一変し、無邪気で愛らしい男の子の表情へ変化します。

 これまでの中で特に印象的だったのが牙狼シリーズについて話した回。

 上記雑誌内の企画で、牙狼シリーズ原作者・雨宮慶太監督との対談を果たします。ちなみにその時勇翔くんは、私物の魔導輪ザルバを身に着けて対談に臨んでいます。

 役者を志す大きなきっかけになった同シリーズへの出演を今でも目標にし、一緒に仕事をしたい監督として雨宮慶太監督を真っ先に挙げています。

 この対談の際に描いていただいた色紙を掲げて

「僕の宝物です。」

と本当に嬉しそうに話していた姿が忘れられません。

「好き」を深堀りして

「好き」をとことん愛する

 そんなオタク気質な魅力を愛さずにはいられません。

 『牙狼<GARO> -月虹ノ旅人-』名古屋舞台挨拶のMCに抜擢された時のこぼれ話にこんなものがあります。作品に対する愛が深いオタクの一面を垣間見た気がします。

 そして2020年2月3日。

 ずっと目標にしてきた牙狼シリーズの新作へ出演することが発表されました。

 彼自身の喜びが如何程だったものか、私には想像もつきません。

 初代牙狼の面々と、リモート出演で共演しました。15周年記念生配信の大舞台です。蓮根掘ってる場合では無かった。

 小西さん、肘井さん、藤田さんたちは共に重ねた時間や苦境が為せる絆があるからこそできる(主に冴島夫妻が)自由な空気感。

 VR組の彼らも先輩方のように絆を結び合い、切磋琢磨して良き俳優になればいいな〜という老婆心が湧きました。私、三十路の峠をちょっと越えただけですが。

最後に

 BOYS AND MENとうグループが全国へ名前が拡がり始めているように思います。私が生活している関西地区でもテレビ番組で見かける、友達に話したところ「ああ、聞いたことあるよ」といったレスポンスが返ってくる。そんな機会が増えたことにより実感に繋がっています。

 今度はこれが「勇翔」という人物として拡がってくれたらいいな、グループを飛び出てひとりで活動する場所ももっともっと拡がってほしいと願うばかりです。

 「GARO-VERSUS ROAD-』撮影期間中にお誕生日を迎えました。自身が愛して心酔する作品の一員として、自身27歳の誕生日を迎えられるなんて…良かった、良かったね…!

(2021年2月8日 加筆・修正)