TCFD開示

TCFD開示というものがあるということを知りました。
各企業が気候変動に関する影響を情報開示するもので、世界では約4800社が公表している中、日本は約1500社が公表しています。

日本のTCFD賛同企業・機関 (METI/経済産業省)

日本は、環境に関する取り組みが遅れている、と言われますが、こういった枠組みには真面目に取り組む気風があるようには思います。

今後、世界はどんどん気候変動の影響を受けることは間違いないと思います。確実に今以上に影響を受けるはずで、特に食料生産に関しては大きな影響を受けるのも確実だと思います。
社会がどんな方向に進んでいっているか?抗えない方向って何か?って考えたときに色々な観点がありますが(昨今ではAIを使ったサービスが増えるとか、そんな感じ)、この気候変動に関連する変化というのは、自然現象である以上、より確実な変化であることは言えると思います。

つまり、各企業が自然環境に配慮することは義務になってくるし、特に大企業は気候変動に対する取り組みを公表して、批判をかわす必要が出てくることは確実になってくると思います。(気候変動の影響を大きく受けるのはいつでも社会的弱者なので)
その意味で、このTCFDに賛同している企業が多いことは良いことだと思います。

日本は、幸いにも気候変動の影響を、どちらかというと受けていない国ですし、興味がない人が多いのではないかと思います。
しかし、数年後はそうも言っていられないと予想します。物価高などが、気候変動により拍車がかけられる状況がどこかで出てくるであろうし、気候変動による自然災害の被害者も増えていくだろうからです。
自分ごとになるときが近づいているように思います。

日本は、東南アジアの木材の代表的な輸出先となっていたり、火力発電所をいまだに多く使っていたり、CO2を大量に排出している企業に融資をするなど、悲しい話をよくききます。

世の中の動きが、気候変動を無視できないものになる未来は近いのは見えているので、世の中の企業・団体が、当たり前のように自然環境を意識した決定を下してくださるようになることを祈ります。

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