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ダウン症は天使で、ニコニコで、人付き合いが良いわけないだろ


この季節になると、
テレビでダウン症のある人が
ニコニコして現れ、
踊ったり、
不自由ながら一生懸命話す様子が見られる。

ダウン症って、
明るくて、ニコニコで
たのしそうで、いろいろ頑張って
エライね。
大学に行く人がいるの?
書道も上手なんだって?

という誤解を
まき散らしている。
ふざけるな。迷惑な情報だ。

ダウン症というのは、
そういう人もいるが、
そうじゃない人もいる。
健常者に天才と凡人がいるのと同じ、
いやそれ以上。

ダウン症のために、
知的障害が重くむっつりしている
よく食べるけど動かないから太っている
清潔を保つという感覚を理解できないから
不潔
オムツをしている、粗相をする
精神年齢が低いから悪いと思わないけど、
イタズラをしたり、食べてはいけないものを食べたりする。
合併症を持ち、
色んな病気の治療のために通院や入院していたり、
多くの場合、長くは生きられ無い運命を持っている。
命に関わらない病気、例えば検査や歯科治療だったとしても、
知的障害が重いから、
抑制(体を押さえつける、縛り付ける)などをして
ようやく治療ができる。

そしていつまで経っても、
言葉を理解できず、話せない。
何回も聴くから自分の名前だけは
分かっても、
他の言葉は、
ペットのイヌほども理解できないのだ。

ダウン症の人だからって、
ニコニコでもないし、
言葉が話せない。
精神年齢は平均10歳以下だそうだ。

ところで、
一般的に我儘な人を、
精神年齢が低いと言うことがあるが、
うちの精神年齢1歳(実年齢25歳)の子は、
我儘ではない。
言葉も理解できないのに、
人の気持ちを推し量り、
飲み物が欲しそうな父親に、
コーヒーを持ってきたりする。
自分が飲み物をほしいと思っても、
今は忙しそうだからと我慢していたりする。
私が洗濯物を畳んでいると、
何も言わなくても、
タオルを片付けてくれる。
でもそれはタオルじゃなく、雑巾。
そこに入れないでくれ。

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