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教育勅語は何故嫌われたのか?


明治天皇さまの思し召しはありがたいにゃ

 戦後の左傾化した教育によって日本人の道徳観が衰退し、老人の孤独死、親殺し・子殺し、ニートや引きこもり、教育現場の混乱、、モラルを失った政治の横行などが生じており日々その類のニュースを目にしますが、東日本大震災の折日本人のモラルの高さが世界で報道されました。このことはかつてない震災で暗い雰囲気に包まれていた日本に一筋の光となりましたよね。

『東日本大震災』後の、世界も絶賛した日本人の冷静な行動とボランティア精神は、すでに失われていたと思われていた教育勅語の精神が日本人の心の中に民族のDNAとして、ささやかな形ではあれ、依然として残されていることを証明しました。

伊藤哲夫『教育勅語の真実』

日本人の道徳の源 教育勅語

 震災に際して自衛官などの公務員が「自己犠牲をいとわず公のための任務を遂行」したのは、「教育勅語」に記載がある「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」の精神が日本人の中に教えられずとも残っているからでしょう。

 教育勅語の精神の重要性は下記に明治神宮のHPからそのまま引用します。

明治天皇は明治元年、国是五箇條を神々にお誓いになり、新生日本の大方針を明らかにされました。政府はこの方針にそって、近代国家の建設には人材の育成が急務であるとして、明治5年学制を公布し、全国的に学校を設置して義務教育の制度を確立し、教育の普及に努めました。
しかし当時は文明開化の風潮により洋学が重んじられ、我が国伝統の倫理道徳に関する教育が軽視される傾向にありました。
このような実情を深く憂慮された明治天皇は、徳育の振興が最も大切であるとされ、わが国の教育方針を明らかにするため明治23年10月30日、教育勅語を渙発されました。勅語には、日本人が祖先から受け継いできた豊かな感性と美徳が表され、人が生きていくべき上で心がけるべき徳目が簡潔に述べられていましたが、戦後に教育勅語が排除された結果、我が国の倫理道徳観は著しく低下し、極端な個人主義が横溢(おういつ)し、教育現場はもとより、地域社会、家庭においても深刻な問題が多発しています。
今こそ、私たちは教育勅語の精神を再認識し、道義の国日本再生のために、精進努力しなければなりません。

明治神宮HPより

さて、教育勅語の原文はこちら

教育勅語 原文

 難しいですねぇ。ふりがなつきの読み方はこちらです。

教育勅語(「歴史的かなづかい」ふりがなつき)

 これで随分分かりやすくなりました。さらに良く分かるように教育勅語の口語文訳を載せます。教育勅語を意訳している日本保守党員の方のXも同時に掲載いたします。

 私の思い起こすことには、我が皇室の祖先 たちが国を御始めになったのは遙か遠き昔のことで、そこに御築きになった徳は深く厚きものでした。
 我が臣民は忠と孝の道をもって万民が心を一つにし、世々にわたってその美をなしていきましたが、これこそ我が国体の誉れであり、教育の根本もまたその中にあります。

 あなた方臣民よ、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は調和よく協力しあい、友人は互いに信じ合い、慎み深く行動し、皆に博愛の手を広げ、学問を学び手に職を付け、知能を啓発し徳と才能を磨き上げ、世のため人のため進んで尽くし、いつも憲法を重んじ法律に従い、もし非常事態となったなら、公のため勇敢に仕 え、このようにして天下に比類なき皇国の繁栄に尽くしていくべきです。これらは、ただあなた方が我が忠実で良き臣民であるというだけのことではなく、あな た方の祖先の遺(のこ)した良き伝統を反映していくものでもあります。

 このような道は実に、我が皇室の祖先の御遺(のこ)しになった教訓であり、子孫臣民の共に守らねばならないもので、昔も今も変わらず、国内だけでなく外 国においても間違いなき道です。私はあなた方臣民と共にこれらを心に銘記し守っていきますし、皆一致してその徳の道を歩んでいくことを希(こいねが)っています。

天皇の存在を消され広められている教育勅語


 教育勅語は森友学園をめぐる騒動により、再び注目されました。
 しかし、「教育勅語」という言葉だけを知っている我々世代が最近出版されている教育勅語に関する本を読んでも「トンデモ」ぶりに気がつくのは難しいと思いました。
 教えられてきた世代や自ら学んできた人は「とんでもない解釈」と気が付くいています。青ねこも日本保守党の諸先輩方にこの記事を書くにあたって様々教えて頂き、腑に落ちました。
  しかし、今世間に溢れる「教育勅語」の本やサイトは巧妙な作りになっていますよ


「父母に孝に」
「兄弟に友に」
「夫婦相和し」
「朋友相信じ」
「恭倹己れを持し」
「博愛衆に及ぼし」
「学を修め業を習い」
「以て知能を啓発し」
「徳器を成就し」
「進で公益を広め世務を開き」
「常に国憲を重んじ国法に遵い」

 主にこの徳目を掲げ、普遍的な価値観だよ、日本人であるなら当たり前であり、この部分すらも否定する者は、反日であり左翼です
 ほぼ、この部分については異論はないでしょう。

教育勅語を幼少期から学ばせたい

左翼が一番嫌いな教育勅語の文言はココ!

 「義勇公に奉じ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」という文言が続くのですが、この部分を「天皇のために尽くせ」という意味であり、さすがにこれを「普遍的な価値観だ」とはいいにくいと言う忖度でこの部分はなかったことにされてしまっている本やサイトが世に溢れています。この部分を見るだけで半狂乱に騒ぐ左翼がおりますからね。

【原文】 一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ
【読み下し文】 一旦緩急あれば義勇公(こう)に奉(ほう)じ、もって天壤無窮(てんじょうむきゅう)の皇運(こううん)を扶翼(ふよく)すべし

【旧文部省 現代語訳】万一危急の大事が起ったならば、大義に基づいて勇気をふるい一身を捧げて、皇室国家の為につくせ、かくして神勅のまにまに天地と共に窮りなき宝祚(あまつひつぎ)の御栄(みさかえ)をたすけ奉(たてまつ)れ。

↑文部省図書局『聖訓ノ述義ニ関スル協議会報告書』昭和15年発行より抜粋

【鐵砲屋の倅さんの私見】 『日本に危急の大事が起った時には、忠義と勇気をもって国(公(おおやけ))のために力を尽くし、天地のある限り栄え続ける天皇陛下(皇室)を戴く日本を護り支えなさい。

日本国民として至極真っ当な解釈であり、何も疑問がない二匹のねこ保守です。

 左翼はこの文章を「教育勅語は天皇陛下の為に死ねという教えだ」「とんでもないことを言うな」と騒ぎたてますが、明治憲法では兵役の義務を規定し、また教育勅語に国難に際して「正義と勇気を持って公(国)の為に尽くす」という「義勇公」の精神を徳目にあげるのは、主権国家としては当然です。

 現在も続いている2年半も続くロシアによるウクライナ侵攻を見れば、「国際常識」でしょう。左翼はウクライナは降伏しろだの、国を捨てろと言ったり、憲法9条があるから日本は大丈夫という。
 例えウクライナに9条があったとしてもロシアは侵略してきたでしょう。そんな精神を持ち合わせた社会主義、共産国はありませんよ。
 日本国憲法第9条を念仏のように唱えていれば侵略されないという謎の精神論は見事に崩れていることは周知の事実でしょう。


 「天壤無窮の皇運」の「天壤無窮」とは、日本書記の「天壤無窮の神勅」に出てくる言葉で「連綿と続く、永遠に続く」との意味です。
 日本書紀の「天壤無窮の神勅」は、原文の読み下しでは、次のように書かれています。
【宝祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、当(まさ)に天壤(あめつち)と窮(きわま)り無かるべし】
 「宝祚(あまつひつぎ)」とは「皇位、皇室」であり、文字通り現代文訳すれば「天皇・皇室の繁栄は、天地とともに窮まりない(永遠である)」となります。


【鐵砲屋の倅さんの私見】 の現代語訳を再掲します。
 『日本に危急の大事が起った時には、忠義と勇気をもって国(公(おおやけ))のために力を尽くし、天地のある限り栄え続ける天皇陛下(皇室)を戴く日本を護り支えなさい。』 祖国が永遠に続くことを願うのは万国共通の意識です。
 日本国民の象徴である皇室が絶えることなく繫栄することが、すなわち日本国民と日本国が永遠に存続するということです。
 ここまでを素直に普通に解釈すれば、左翼が唱える「教育勅語は天皇陛下の為に死ねという教えだ」というのが、いかに馬鹿げた間違いであるか理解できる筈です。

 日本保守党所属議員 宮城県七ヶ浜町議会議員の遠藤喜二さんも教育勅語を道徳教育の基礎と位置づけられ活動されています。

日本保守党

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