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白血病 造血幹細胞移植とCar-T cell therapy⑬

癌再発そしてCar-Tcellを知る

移植してから約1年半後にDNA検査から癌細胞が発見され、骨髄生検をする事になりました。
※私は臨床試験対象者として治療を受けている為か、DNAテストを無料で受けて癌の再発を見てもらっています。骨髄生検はどの種類の癌細胞かどれ位癌が育っているのか確認できます。
その結果、芽球が7%で癌再発が確認され私のの白血病のタイプはとてもアグレッシブで大人では再発すると完治が難しいと宣告を受けました😱😱
そして、医師から何度もI'm sorryと言われこっちの方がsorryと思うくらいでした。宣告する方もとても辛そうでした🥺
ショックではありましたが、あんなに頑張って耐えてきたけどダメだったならしょうが無いなと意外と冷静に受け止めました。皆に迷惑かけながらここまで生きて来られたけど、闘病生活を送る中で「いつまで続くかわからないこの状態が続くなら、早くお終わりにした方が家族は楽なんじゃないか。仕事と病気の妻の看病、通院、そして子供達の世話、父子家庭で国から支援してもらって、子育てしながらパートで働いた方が旦那の身が軽くなるんじゃないか。子供も父親といる時間が増えてその方がいいのではないか。」と何度も思っていました。子供達が、私が居ない間は祖母、祖父、叔母、学校のアフターケアにたらい回しに預けられとても我慢していることも承知していました。ここまでして、生き延びる価値があるのかと正直疑問でした。
そして、次の治療の一つとして紹介されたのがBlimatumomabでした。
ブリナツモマブ(Blinatumomab)は、フィラデルフィア染色体陰性の再発・難治性急性リンパ性白血病のセカンドライン治療薬として使用されているバイオ医薬品である。Wikiペディアから引用。
完治率は低く、延命治療みたいなものだと言うことでした。
とりあえず、家に帰り旦那と相談して返事をすると伝え自宅に帰りました。
すると、夜、夕食を食べている時間に旦那のスマホが鳴りました。それは、予想もしていなかったさっき話しをした医師からの電話でした。
オーストラリアの人ほとんどは、時間外に仕事はしません。勿論医者も時間になったら緊急以外は時間通り帰宅します。彼女は私と同じくらいの年齢で、私と同じくらいの歳の男のが2人いて、それで何度もsorryと私に言っていたのは感じていました。彼女は仕事から帰宅後も私の事をどうにかできないか考えてくれて、色々リサーチしてくれていたのです。
そこで、旦那にCar-T cell therapyを受けてみないかと電話で説明をしてたくれたのでした。
2022年3月の事でした。


髪の毛も丸ハゲから1年半てここまで育っていました。
元々は黒髪でしたが白髪だらけになりました。





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