見出し画像

自分らしさが見つからない私も、自分なはずなのに


「自分らしさ」がずっとわからずにいる。


就活期間、これには特に悩まされていた。
就活では、あなたのこれまでの経験、関心があること、将来やりたいこと…こういう項目に答えるなかで、自分らしさをアピールする必要があるからだ。
他の就活生と比較して、自分を選んでもらわなくてはならない。恐ろしすぎる。


私は大した長所がない。
ネイルを丁寧に塗れる。絵を描くのが平均より少しだけ上手い。地図を読むのが得意。…うーん書いてて悲しくなる。

人様に話すようなエピソードトークもない。
しばしば順番に自己紹介をするような機会があるが、みんながすごい経験を話したり上手く笑いを取ったりしているのをみて、いつも震え上がっている



とにかく私は、「自分らしさ」が見つけられずにモヤモヤしていた。

だけど、ちょっとだけヒントになりそうな言葉と出会った。
「劣等感も個性だろ」という、某アイドルの楽曲の歌詞である。


確かに。「自分らしさ」というと、つい周りの人より優れている部分を探そうとする。
でも、それだけが自分じゃないよな。


人はみんな、何となく完璧な理想像というのを持っているのではないだろうか。
その理想像と自分を比べて、落ち込んだり傷ついたりするわけだけど。

ある種「欠けている」部分が、その人らしさであり、人間らしくチャーミングな部分でもあるのかもしれないと、その歌詞を知って、思うことができた。

魅力=長所、ではない。
長所とか短所とかどっちでもないものとか関係なく、本人が自分の「その部分」を受け入れ楽しんでいたら、それはすごく魅力的に見える気がする。


欠けている部分が個性っていうのも、ネガティブな考え方かもしれない。
でも、劣等感も自分の大事な部分だと思って、受け入れて愛することができたらいいなと思う。


だから、無理やりかもしれないけど、
自分らしさがわからずにもがいている今の私も、私らしくて悪くないのかもね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?