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事業再構築補助金に新設されるグリーン成長枠とは

以前noteでも記事にしました令和3年度補正予算案から分かってきた各種補助金の変更点

未来社会実現のために政府主導の元、各種補助金が準備されています

その中でも注目のある事業再構築補助金では新たにグリーン成長枠が新設されます

新設されるグリーン成長枠とは

グリーン分野での事業再構築を通じて高い成長を目指す事業者を対象に、補助上限額を最大1.5億円まで引き上げた(従来は1億円)新たなものであり、グリーン成長枠は売上高10%減少要件を課していません

そのため、コロナによる経営危機からの脱却といった同補助金の趣旨と共にグリーン成長戦略という政策が合致し新設されたものと考えられます

グリーン成長枠の対象となる事業者

①事業再構築指針に沿った事業計画を認定経営革新等支援機関と策定すること(補助額3,000万円超は金融機関も必須)


②補助事業終了後3~5年で付加価値額の年率平均5.0%以上増加又は従業員一人当たり付加価値額の年率平均5.0%以上増加の達成を見込む事業計画を策定すること(※通常はそれぞれ年率平均3.0%以上増加)

③グリーン成長戦略「実行計画」14分野に掲げられた課題の解決に資する取組として記載があるものに該当し、2年以上の研究開発・技術開発又は従業員の一定割合以上に対する人材育成をあわせて行うこと


補助上限額・補助率

中小企業:100万円~1億円 (1/2)
中堅企業:100万円~1.5億円 (1/3)

その他特記事項

※返還要件なし

という内容の枠が新設されています

新設・変更された内容は理解しにくい部分があるかも知れませんが、上記記載の通り

・グリーン成長戦略「実行計画」14分野に掲げられた課題の解決に資する取組として記載があるもの

が前提の一つとなります

2050年カーボンニュートラルの実現を掲げた政府方針実現のためにも必要項目であり、個々人の生活を考える上でも大切になってくる戦略の一つと考えます

具体的には

①洋上風力、②燃料アンモニア、③水素、④原子力、⑤自動車・蓄電池、⑥半導体・情報通信、⑦船舶、⑧物流・人流・土木インフラ、⑨食料・農林水産業、⑩航空機、⑪カーボンリサイクル、⑫住宅・建築物/次世代型太陽光、⑬資源循環、⑭ライフスタイル


が14分野に該当分野になります

まとめ

今回は、今後の事業再構築補助金に新設されるグリーン成長枠について記事にさせていただきました

新設枠としての詳細はまだ発表されていませんが、補助金のみならず今後のSDGs対応や自社の事業展開を考える際にも大切になってくる事項かと思います

ですので、事業再構築補助金でグリーン枠を活用・ご検討される方は是非ご参考いただき、社内展開いただければ幸いです

当社でも様々な支援業務を行っていますので、相談や申請支援などお気軽にご連絡下さい


前回の記事はこちら(↓)



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