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品種について


私たちが食べる豚肉は、主に6品種の豚による掛け合わせです。
よく目にする三元豚とは、三品種の豚の交配によって生まれた豚のこと。
豚の品種は、ランドレース、大ヨークシャー、デュロック、バークシャー、ハンプシャー、中ヨークシャーがほとんどです。

ランドレース


大型で、毛色は白。日本の豚肉の主要な品種で、飼育頭数も多くなっています。

大ヨークシャー


大型で、毛色は白。赤身と脂身の割合がよく、加工用全般に適しています。

中ヨークシャー


中型で、毛色は白。飼育頭数が減少していますが、肉質が優れている品種です。

デュロック


大型に近く、毛色は褐色。成長が早いのが特徴です。きれいなサシ(霜降り)が入っています。

バークシャー


中型で、毛色は黒のいわゆる黒豚。飼育期間が長く肉の量が少ないのですが、肉質の良さが特徴です。

ハンプシャー


大型に近く、毛色は主に黒。肩から胸や前肢にかけて帯状に白い毛が入っています。赤身の肉質が良い品種です。


まとめ

3種類の品種を掛け合わせることで欠点を補い、強みを最大限に活かした、いいとこ取りの豚、三元豚。

生産者・消費者の両方にメリットの大きい三元豚は日本人にとって欠かせない存在となっており、より良い三元豚を生み出すため、多くの生産者が開発・改良に励んでいます。

今後豚肉を選ぶ際には、豚の品種や三元豚の組み合わせにもぜひ注目してみてください。

より自分好みのおいしい豚肉を見つけるためのヒントにもなることでしょう。


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