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すぐにやる

今日は すぐにやる ということについて書き残こす。

僕の場合、なんかモヤモヤしたり、ちょっとでも好奇心くすぐられたらまずやってみる。
モヤモヤし始めたら、そのモヤモヤをスッキリさせるための行動を探すし、好奇心のほうはもう脊髄反射的に動くことも少なくは無い。
とりあえずやる!って無計画で、適当っぽいが、僕は好き。
(事前に調べたりするが、だいたいめんどくさくなって、もうやろうってなることが多い)
やってみて、上手くいかなければ、その時また考えればいい。

ただ、今でこそ すぐにやる 好きだが、昔からだっけ?
そんな疑問が浮かんだ。
年末ということもあり、ほんのり昔を振り返りはじめたことで、なんですぐにやることが好きになったか、思い出してみよう!ついでにnoteに書き残しておこう!くらいのノリで書く。

まずは思い出を一つ一つ、特に会社や現場などを思い出す。
・・・・・・・・
すぐにやることと、やったことの成果についてめちゃめちゃ悩んだ時期
があったことを思い出す!
たぶん、この時期の経験が今に活きてるのではないかと思われる。

今(2021/12)から5年位前の話

第三者検証会社に努めていた頃、誰もが知っているようなIT企業に、前評判と、期待値が上がっている状態でJoinした。
個人の感想としては、期待を完全に裏切ってしまったというほろ苦い思い出でもある。
過去最高レベルで萎縮し、何も出来てなかったな。。。
Join初日から謎のプレッシャーを自分の中に感じまくりで地に足がついていない。
そして、気がついた時にはまったく身動き取れなくなってしまった。
周りが優秀過ぎて、劣等感と焦りから、自分がただの能無しのように想いながら過ごした時間もあった。
何をやっても裏目裏目。
ちょっと話し始めると、理想ばかり話してしまい具体性が無い(フワッとしてる)。
何より表現が回りくどい。
みんなが知っていることを僕は知識として知らない。
正直、足りないものを労働時間でカバー以外、思いつかない。

この時の僕は、
「やると言ったからには誰もが納得できるように仕上げなきゃ!」
とか
「出来なかったらカッコ悪い…怒られる…期待を裏切ってしまう…」
とか
「僕より他の人がやったほうがいいのでは?」
とか
「出来ない、知らない自分を晒したくない」
とか
「これ以上周りからの評価を下げないようにしなきゃ」
などなど
なんかやる前から色々なことを考えて、萎縮しまくり。
とにかく失敗しないよう、減点されないようにするにはどうするか?ばかりに頭が働いてしまうという、今思えば、いったいなんのためにそこにいるのかよくわからない状態。

自分に自信が無くなり、いわゆるマウントを全員に取られているような感覚。
まぁ相手はマウントなんて取りに来てないんだと思う。
例えば、会話の中でゲームのキャラ名とかが出た時、俺知らない。。。だめだ。。。みたいな気持ちになった。
別に知らないなら知らないでいいことなのに。
もともといじられキャラではあるので、ネタとネタじゃない境目ももはや判断できない状態。
10年近く積み上げてきたQAのキャリアと、小さなプライドみたいなものがズタボロになり、自分を信用出来なくなり、謙ったコミュニケーションに逃げて、その他大勢の流れに身を任せていた。

そんな僕を見て、当時のQAマネージャーはなんとかバリュー出せるように色々やってくれた。
ただ、とにかく僕は回りくどかった!!!
で?何が言いたいの?
と言われること数しれず。
人間は不思議なもので、萎縮している状態だと、何をしてもやっぱり裏目にでる。

そんな状態なので、とても すぐにやる みたいな発想も無く、
すぐにやらない!
様子を見る!
身を潜め、他の人がやってくれるのをさりげなく待つ!
この時期は本当にそんなだった。

すぐにやる の兆し

学生時代も、社会人になりたての時も、今ほど考えて行動はしていないですが、割と何でもすぐにやりだしてしまう方ではあったはず。

中学時代、サッカー部のPKも1人目のキッカーだった。
ちなみに、公式戦でPKを決めたことはたぶん無い。
でも、みんなのおかげで毎回勝てるという奇跡。

他には、すぐにやろうとして逆に評価されないような環境も経験。
割と縦割りな組織の会社だったので、僕の動きや発想が組織に合わず、逆に混乱を生み出すだけの人になってた。

そんな自分が記憶の片隅で覚えていたからか、自分への違和感というか、生きにくさというか、何かにモヤモヤしていたのかもしれない。

ちなみに、この後もある日を堺に、急に すぐにやる になったわけではない。

きっかけは、当時のQAマネージャーからもらった何気ない一言。
この言葉をどこでもらったのか?
たぶん…どこかの喫煙所。

僕さん頭で考えすぎじゃない?
もっと直感を信じてみれば?
頭で考えても、どうせ失敗するんだし(笑)

こんな感じ。
言われた直後は、「そうっすよねー」くらいだった。
でも、心に引っかかったので、なんとなく、カレンダーの予定に毎週この言葉が表示されるようにしていた。

その後、現場が変わって、そのQAマネージャーの元は離れてしまうのですが、2週に1回表示される設定は維持して、定期的に思い出していた。
(ちなみに今でも、月に一回はリマインドでこの言葉が表示される)

このQAマネージャーがマジ頭キレッキレで、何もごまかせない。
そもそもQAマネージャーは兼務という…。
後にも先にも、あそこまですべてを見透かされているのでは?っとビビったマネージャーはいない。
1on1してもらっても、僕が勝手に話し始め、オチのない話をして、最終的にテンパる。
でも、今の僕があるのは、このマネージャーとの出会いが大きかった。
一緒に仕事している時には、ただただテンパってたが、離れてみて、指摘されたことや、厳しさ、優しさなど、場面場面で後から色々思い出して自分なりに色々消化できたと思う。

もちろん、知識や経験、スキルなど、何かしらが向上して、視野や視座が上がった結果、やっと消化できるようになったのかもしれない。
久しぶりに会って話した時に、認めてもらう言葉をもらったことは、正直、自信に繋がった!

なんか脱線してきているな。。。話を戻す。

リマインドにより心に刻まれる

2週に1回リマインドされるので、流石に言葉は覚える。
覚えると、何かをする時に頭に浮かぶようになる。
「直感だとどうなの?」
というフレーズが。
心に刻まれると、自然と身体が動き出す。

さらに良かったのが、
自分は落ちるとこまで自分は落ちた。
恥もかいた!
過去の良い実績とか意味ない!
今が大事!
失敗しかしてないんだから、失敗してもいいや!
ちっぽけなプライドとかなんにも役に立たないただのゴミ!
まぁ頭の中にあった余計なモノを全部捨て去った感じ。
完全に1から出直しモード!

結果的に、僕の直感はが選んだのは、
すぐにやってしまえ!
だめで元々。
失敗したら、もう一度!
本当に駄目なら担当から降ろされるだけ!
くらい割り切れるようになっていた。

本格的に自分の中で何かが変わりはじめたのは、お互いが背中合わせのスモールなチームで仕事した時、もはやなんでもやる日々。
自信を失い、萎縮し始めてから、すぐにやるモードになるまでおよそ1年半かかった。

そして今がある。

チーム内では、ポテンヒットになりそうなタスクは率先して拾う。
出来る出来ないではなく、拾うか拾わないか。
とりあえず拾って行くことで、僕の知見も変なふうに広がるので、それも面白い。
できることも気づいた時にはけっこう増えた。
拾って、自分だけでは解決出来なかったり、そもそも無理な場合は、もろもろの調整(期限や大まかな内容の整理とか)してからデキる人にアサインする。
僕が勝手に拾って、それを誰かにただぶん投げることだけはしたくない。
そんなやつ迷惑なだけ。
やることがシンプルになるところまで整理し、期限の調整もした上で、それぞれ元から持っているタスクとの優先順位を考慮してアサイン!
ここまでやるようにしている。

もちろん、すぐに出来ない性質の物事もある。
そもそも、少しでもやりたいと思うか?という問いは毎回入れるようにしている。
その物事に対し、一回真剣に向き合う事自体、すぐにやっていることになると、僕は考えている。

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