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忘れていたけど読書って楽しい
最近、狂うように本を読んでいる。
大人になってからというもの全く読書というやつをしなくなった。私だけが"大人の活字離れ"をやっていたのだが、ふと「本棚に本がたくさんあったらカッコイイかも!」とスカスカのカラーボックス見て思った。私の部屋にある、出窓に置かれたカラーボックスの中といえば、メイク道具に浅野いにお先生の漫画やそのグッズ、ガチャガチャでゲットした統一性のないフィギュア達が気持ちきれいめに並べられているだけだった。
今と違って学生時代は、とにかく本を読む子だった。読書以外はほぼ何もしていないに等しい程だった。幼少期、兎に角暗く大人しかった私はあんなに友だち作りがしやすい幼稚園ででさえ友だちが出来ず、地元でそのままそれを永遠と引きずった。そうだ。読書は良い。一人で楽しめるから。授業中以外はとにかく本を読んだ。家に帰っても本ばかり読んで過ごしてきた。
なのに。
私が徐々に"活字離れ"をしていったのはシンプルに「地元を離れたら友だちができたから」が理由である。
こんな話をすると、遊ぶ相手がいなかったから読書をしていただけで読書自体は好きな訳ではなかったの?と思われそうだが、全くそんな事はない。だって中学生の時の夢は本屋で働くことだったもの。確かに、あの頃の私は何年間もホンにムチュウだった。
そんな私が20歳後半にして「カッコイイ本棚作っちゃお」というアホ丸出しの動機でまた本を手に取り始めたのだけれど、これがびっくり。止まらない、止まらない。初めに再会した作品が良かったというのもあるかもしれないが、こんなにワクワクドキドキするものか。こんなに楽しいことを長い間やめてしまっていたのか。もしかしたら10代の頃に一番にしていた娯楽って、心に染み付くのかもしれない。なんてこった。これじゃあカッコイイ本棚なんて作れないじゃあないか。ギチギチに本を買い集め、じきにお洒落な装飾品の居場所はなくなってしまう。最近観賞用にかわいいキャンドルを買ったばかりだというのに。500円だったからいいけど。
あの頃の楽しみを思い出した記念に読書ノートも始めてみた。もし今後また読書から離れてしまうことがあったとしても、きちんと人生の肥やしになっているよういきたい。
最後に。
読書ブランクが長いので、皆さんのここ十年くらいの間の俺のベスト3を教えてほしいなと思っています。知人も初対面の方も、全部読みたいので是非よろしくお願いします。
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