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有名企業からの脱出

産業再生機構のCOO、JAL再生のタスクフォースのメンバーだった冨山和彦さんの著書。
あのJALの改革を推進するだけあって、迫力がすごい。戦死者が出ることも厭わず、戦争するために乗り込んで行って、改革を進めるという。まるでドラマのような感じ。現実はドラマよりもエグいらしいですが。
普通の精神力の人では持ち堪えられない世界なのだと思った。そのような状況になったことがないため想像でしかありませんが。
人は、究極の状態に追い込まれると、利害関係に忠実になり、予想通りに行動するという。
関わる人にどういう利害があって、どの状況で裏切るかを冷静に判断して対処するという、非常に役に立つ考え方だと思った。

会社内だけでの価値観や常識にとらわれてしまい、ムラ社会から抜け出せなくなってしまうという話も、身につまされる思いだった。

また、英語などの語学だけでなく、会計、プログラミングなどの広い意味での言語を身につけるのが重要というのも共感を覚えた。

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