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ちっとも関心が沸かない憲法九条の話題

憲法9条ガチで議論 模擬投票(NHK政治マガジン)

今の国会で憲法改正議論が本格化する中、先週、東京都内で賛成、反対の立場の市民が集まり、いわばガチンコで議論しました。
有権者も無関心ではいられない
2月15、16日の2日間、東京 永田町の参議院議員会館にインターネットなどの呼びかけで集まった男女14人。年齢は18歳から73歳。大学生、主婦、自営業などさまざまです。2日間に及んだ議論から見えたものはいったい何だったのでしょうか。(社会部記者 中島俊樹)

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その昨日の記事のPVは一桁にとどまった。無関心ではないが、わざわざ難しい憲法論を、この暑い中、冷えた空調室内で読むほどのものでもない、と思ったかどうかは知らない。

また考えたところで、それがどう変わるか、そしてどう扱うのかという空想論を触っても意味無いし、ということか。

それで、その今朝見たニュース記事の一文、

「『安倍さんが撃たれたから自民党を応援しよう』が、ネットで流れているけどそれは違うよね」、という取材記者による選挙取材先の京都で街を歩いていた若い女性の会話が耳に飛び込んできた。という感想文。

たしかにそれは現況参院選(7/10)、模様眺めに対する「街頭市民の声」としては、微妙な国民感情の表れであることは間違いない。
その結果としては「自民」かろうじて圧勝の過半数(投票率)をとったという弔い票だった。
すなわち京都の街を歩く若い女性が放った選挙展望は、ずばり、その僅差を鋭く解読分析していたという事実だった。

そんなことを類推すると強ち、選挙政治に無関心ではなく、とても関心はあるが、「どれもこれも写真がウザいよね」といったような外見判断が主で、そのマニフェストについては、まったく読んでいない(しらじらしくて読む気になれない)と思われた。

ましてやこの度の与党自民党のダーク色を越して真っ黒な内部残滓が暴露され、その体質が安倍氏の政治姿勢にも起因していたという内外暴露で、にわかにに日本政治そのものの体質が問われ始めた。

2022年08月10日記事

安倍氏の杞憂が中国より現実になった国際問題

安倍元首相が生前に語っていた懸念…「ミサイルを撃たれたら誰が守るのか」という大問題
2022/8/10(水) 7:03配信 現代ビジネス
安倍政権とは何だったのか
「『安倍さん撃たれたから自民党を応援しよう』とネットで流れているけど、それは違うよね」
 参議院選挙投票日を2日後に控えた7月8日、安倍元首相が奈良市での応援演説中に手製の銃で撃たれるという衝撃的な事件が起きた翌日に、選挙取材先の京都で街を歩いていた若い女性のこんな会話が耳に飛び込んできた。有権者の投票行動にどの様な影響が出るのかと思っていただけに、街行く2人の会話が強く印象に残った。

 安倍元首相銃襲撃のニュースを最初に聞いた時には、政治絡みのテロではないかと直感的に思った。連続7年8ヶ月の歴代最長政権を築き、戦後の経済、安全保障政策を大きく転換した安倍元首相に対しては、その政策や政治姿勢に対して賛成、反対の両極端の声が数多く聞かれていたからだ。

 しかし、逮捕された山上徹也容疑者は「(安倍元首相の)政治信条への恨みではない」「特定の宗教団体に恨みがあり、元首相がその団体と近しい関係にあると思い狙った」と供述している。詳細な犯行動機は今後の捜査や裁判で明らかになるだろうが、現時点では政治的テロという可能性は低い。

安倍元首相が長らく政権の座に就いていた約8年の間に、私は大阪のテレビ局の解説委員として報道番組でニュース解説をしていた。元々は大阪の事件や事故などを取材する社会部系の記者で政治部に所属したことはないが、解説委員として毎週東京に通い、永田町を中心に政治取材も10年以上にわたって続けていた。

 安倍元首相とは残念ながら個人的な付き合いは無かったが、解説委員などが集まる会合やパーティーなどで何度かご一緒してお話したことに加えて、一度だけ私も出演していた番組の生放送でご一緒し、議論したことがあった。その番組内でのやり取りも振り返りながら、私なりに安倍政権について振り返ってみようと思う。

外交を立て直した功績
 安倍氏と何度かお話して感じたのは、人を惹きつけるその人間的な魅力だ。ニコニコしていて明るい上に、会話の内容が面白い。座持ちがいい人だと感じた。直接お会いして話をすれば、この人を応援したくなる気持ちがよく分かる。

 会合やパーティーでも、周りに人の輪がすぐに出来て誰とでも気安く話をしてくれる。会場に入って来た途端にその場の空気感が変わるなど、現職総理大臣として抜群の存在感があった。 その安倍元首相の最大の功績は、外交分野で日本の存在感を世界にアピールしたことではないかと思う。

 2006年の第1次安倍内閣以降、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦と、日本の総理大臣が短命で次々と交代し、海外の新聞報道でも名前と写真が一致しない事態の最中に再登板した安倍氏は、その後国政選挙で6連勝し“安倍一強”と呼ばれるほど政権基盤を固め、G7サミット(主要7か国首脳会議)でも存在感を発揮した。

 再登板した2012年の第2次安倍内閣以降では、民主党政権で危うくなったと指摘された日米関係の再構築にも成功。2016年にトランプ氏が米大統領選挙での勝利を決めると、就任前にも関わらずトランプ氏にすぐさま会いに行き個人的な関係を築いた。

 外交儀礼上は現職の大統領への配慮を考えるとあり得ない行動だが、決して外務官僚では発想出来ない政治家ならではの決断力と実行力は高く評価されるべきだと思う。一方で、結果的には実を結ばなかったが、北方領土返還を目指してロシアのプーチン大統領と27回も会談し信頼関係を築いたのも安倍氏ならではだった。

 また「自由で開かれたインド太平洋」という、その後世界に影響を与えた戦略を打ち出し、アメリカに対してアジアに目を向けさせると共に、インドも仲間に加えるという功績を残した。

 トランプ大統領の任期満了後に政権をとったバイデン大統領率いるアメリカが、安倍氏の唱えた「インド太平洋戦略」を発表したことや、安倍氏が亡くなった後にインドが国として喪に服したことなどを考えると、世界の大国がいかに高く評価していたかが分かる。

安全保障法制には賛否両論
 内政に関しては、アベノミクスによって株価を押し上げはしたものの、実質的賃金は上がらず格差は拡大。安全保障法制を巡っては、国民の中でも賛否両論が起きた。国会や総理官邸前での若者や労働者らの反対デモ活動が広がり、安全保障法制について賛成、反対双方が感情的に敵対した様子が強く印象に残った。

 そのデモが繰り返されていた2015年に大阪発の報道番組『情報ライブ ミヤネ屋』に出演した安倍氏に私は以下の3つの質問をぶつけた。

以下割愛



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