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ピアノの「コスパ」について考える
楽器について「コストパフォーマンス」をどう考えるかというのはすごく難しいんですが、購入するときに一度は考えないといけない要素だと思います。
コスパを考えるにはピアノのラインナップを整理して考える必要があります
どのメーカーでもたいていグレード分けがされていると思います。単純に大きさ順だったり、○○シリーズとして差別化していたり、メーカーによってはセカンドブランドとして分かれていたり...
大きく分けると価格の安いほうからこんな感じです。
・廉価グレード
・スタンダードグレード
・ハイグレード
・フラッグシップグレード
例えばヤマハのアップライトピアノで言うと45万円〜のbシリーズが廉価グレード、73万円〜のYUシリーズがスタンダードグレード、99万円〜のYUSシリーズがハイグレード、270万円のSU7がフラッグシップグレードと言う感じです。
コスパが良いのはどのグレード?
コスパの「パ」の部分は楽器なので数値化するのが難しいので感覚的なものになってしまいますが、だいたいどのメーカーでも一番コスパが高いのはハイグレードモデルじゃないかと感じます。次点でスタンダードグレードですかね。ハイグレードモデルのピアノはスタンダードグレードとの価格差以上に良いことが多いので、予算が許すのであればハイグレードモデルのピアノは一番おすすめです。
3番目がフラッグシップのピアノ。メーカーの技術力を結集したモデルでコスパ度外視でつくっているのでコスパは悪いです。もちろん質は最高なのは言うまでもないですが。
一番コスパが悪いのは一番価格の安い廉価グレード。売り文句として廉価モデルが「ハイコストパフォーマンスモデルです!」となっていることも多いのですが、正直実態としては真逆に感じます。廉価グレードといえど「ピアノとしての最低限のレベル」にするために結構なコストがかかるので、パフォーマンス部分をあまり上げられない分コスパは悪くなるんだと思います。
(メンテナンスにかかる費用は今回省いて考えましたが、実はそれも考慮すると廉価グレードのコスパはさらに悪くなるという...)
当然のことですが忘れがちなのが「価格が安い=コスパが良い」ではないんですよね。
コスパはあくまでひとつの要素
一番なのは気に入った音とタッチのピアノを選ぶことなのはもちろんですが、コスパも考えてみるとあとあと後悔しづらいかもしれません。
ラインナップを整理して考えてみること自体も、それぞれのピアノの立ち位置が見えてくるので面白いですね。
そうそう、ちなみにすべてのグレードのモデルを実際にじっくり試奏したことのあるギターのメーカーについても同じようにコスパがどうか、思い出しながら考えてみたのですが、やはり同じ順番になりました。ギターについては素人の意見ですが、もしかしたら楽器のコスパはどれも同じように当てはまるのかもしれません。
まとめ
・ピアノは大別すると4つのグレードに分けられる
・コスパが良い方から ハイグレード>スタンダード>フラッグシップ>廉価
・コスパを重視すると、買ってから「違ったかな〜」と言う後悔は少ないけど、結局は気に入ったピアノを買いましょう!
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