「テセウスの船」的にピアノのことを考える
「テセウスの船」というパラドックスがあります。
ギリシア神話の英雄テセウスが乗っていた船。長年のあいだ木材の交換修理が繰り替えされ、多くの部品がオリジナルと置き換わったとき、今のテセウスの船と元々のテセウスの船は果たして同じ船と言えるのか?という問題。
言い換えるとモノのアイデンティティはどの部分に宿っているのか?ということでもあると思います。
ピアノはどうなんでしょう?切れた弦を張り替えたり、ちょっとした部品を交換しただけではもちろん元のピアノと変わらないと言えます。