妄想解釈1 「藍二乗」

「藍二乗

一人だと、苦しみが虚構(i)だけど、二人いるから実際にあるもの(-1)に変わってしまう。苦しい時に何かがあって苦しみに気がつく感覚とか。

"変わらない風景 浅い正午"だとか、自分の人生を"白紙"だとか、自分を価値ある人間として捉えることができていない。自分の人生を大切にできていない。一人でいると、どうでもいいから、苦しくもない。

"止まったガス水道 世間もニュースも所詮他人事"に関しては、他人の生活が止まっても、死んでもみんな他人事だ。悲しんでくれる君がいるから苦しいんだということまで含まれているかもしれない。

"時効"を態々使っているから、罪が隠れているとすると、"そんなこと疾うにわかってたんだ"が罪だろうか。

君を忘れないようにもしているけど、君を見失うようにともあり、迷っている。花の泳ぐ様子を見て、人生の価値は、終わり方だろうと考えているから、美しく散ろうと決心した歌。

「だから僕は音楽を辞めた」


そして、アルバムの最後に"どうでもいいよ"と言って、苦しみから解放される。

そう思うと、不幸で苦しい中での一つの正解、ハッピーエンドを描いた作品だとも解釈できる。

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