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「育休復帰準備講座」東京都港区 第一回

2020年1月18日、港区男女平等参画センター リーブラにて、育休復帰準備講座「これならできる」働く×子育て両立の知恵を実施しました。

定員を上回る申込みがあり、約30名が参加予定でしたが、朝から雨やみぞれが降り続いて冷え込みも厳しい中、当日キャンセルの方も多数でました。足元の悪いなか、20名近くが来てくださいました。

冒頭、自己紹介やチェックインをした後、両立を取り巻く世の中の状況や「これならできる」働く×子育て両立の知恵をお伝えしました。皆さん真剣にメモ取りをされて、復帰に向けた不安や心配とモチベーションの高さがひしひしと伝わってきました。

以下、質疑応答の一部です

Q: 実際にどのような場面でファミリーサポートを利用したのか?
A: フルタイムにシフト後の仕事繁忙期に、保育園お迎え、サポーター宅で夕食を利用。兄弟誕生によって情緒不安定(赤ちゃんがえり)になった第一子をケアするため、地域の子育て拠点で当時10ヶ月の第二子の世話を依頼、など
 
Q: ベビーシッターを手配する際、家庭のルール(例、デジタルデバイス、写真撮影禁止など)をどのように伝えればいいか?守られなかった場合の対処法は?
A: サービス利用登録の際、ご自身のプロフィール情報にあらかじめDo/Do notを明記のうえ、初回面談時にもリクエストを伝える。守られなかった際には、率直に再度説明する、子にもわが家のDo/Do notを分かりやすく伝え、必要に応じてシッターと子に同時に注意する。
 
Q: 2〜3歳頃の第一子が保育園お迎え後に公園で遊びたがり、長い時には2時間も遊び続け、あの手この手試しているが帰宅を嫌がり大変困っている。どうにか家に帰るよう説得する方法はないか?
A: はじめに約束してから保育園を出る、、のは既に試されたとのことでしたので、早く帰宅できた時に我慢できたことを認め言葉で伝え、早く帰ることで喜ぶ人がいることを印象づけて、徐々に早く帰るリズムを作るのはどうでしょうか。
 
Q: 以前頻繁に長期出張していたが、復職後に過剰な配慮をされてチャレンジングな仕事をさせてもらえない可能性が高い。そんな時はどうやってモチベーションを持続したり、キャリアを考えればいいのか?
A: 上司と「職場復帰面談」をする(状況に応じて複数回でも)、その時までに子育て協力体制を整えたうえで、以前の何割程度までなら出張が可能か上司に伝えてはいかがでしょう。自分の市場価値を高め、人脈を広げる、ほかの職場でも通用するポータブルスキルを磨き続けることも、キャリア継続に役立ちます。

これ以外にもたくさん質問をいただき、終了後に個別で悩みや不安を打ち明けてくださった方がいらっしゃいました。

次回1月25日は育休取得経験者4名(男性2名、女性2名)とパネルディスカッション。団体職員、会社員、ライター、エコノミストと職業も多様です。

「両立の”工夫”がもっと聞きたかった」とのリクエストをいただきましたので、次回に反映したいと思います。

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