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韓ドラ視聴記録〜今日もあなたに太陽を②

おはようございます。
昨日からの引き続きを。

Netflix配信
【今日もあなたに太陽を】

主人公の同僚である精神科病棟に勤める看護師

ミン・ドゥルレ(キャスト:イ・イダム)


幼い頃から酒とオトコに溺れた、だらしのない母の世話をするためだけの日々の中、
母親の作る借金は返せど返せど膨らむばかり。

手っ取り早く稼げるからと選択肢もなく仕方なしになった看護師という仕事にやりがいもなく。

たまにある連絡はお金の無心だけ、
事あるごとに『誰のおかげで!』と言われるたびに何もかもがイヤになるけど抜け出すこともできずにいる。

根が真面目で完璧主義なのは母親の反面教師だろうか…職場での信頼は厚く、天職のように思われているけれど、実際のところは、

私なんか…どうせ…と人生に夢や希望を持つことすら自分の中でNO!と決めつける思考クセのせいで、想いを寄せられた同僚医師の気持ちをホンネとは裏腹に遠ざけてしまう…

クズにしか見えない母のためだけに働いて、生きるのが私の人生なんだからと。

でもほんとは恋をしたり、違う世界を見たり
できなかったことをやりたくて燻る日々から抜け出したいとも思っている中で、
想いを寄せた医師からの一言が希望の光となる。

『親は捨ててもいいんじゃないかな?』

母親だもの、産んでくれた人だもの
ここまでなんだかんだで育ててくれた人だもの

そうやって諦めて受け入れた彼女の『概念』が
その一言でガラガラと壊れていく…

私の人生を生きていいの?
やりたくないことを我慢してやらなくていいの?

そっと背中を押してくれたことで
初めて【自分】を生きる彼女と自分が重なりました。

結局、彼女はずっと夢見てた(でも自分にはムリと諦めていた)夢を追って職場を去ります。

〇〇だから、〜であるべき

この呪縛から放たれた時
やっと自分のために生きられるのだなと。

捨てる、までの強さは無くとも
距離を置くことから始めればいいのかなと。

産んでくれたことには感謝しつつ、
オトナ同士として付き合っていけない相手なら
離れてしまおう!

心の底からのスッキリとはならないけれど
ビクビク、オドオドした日々からは解放されるはず。


ドラマから得ることがたくさんあるのも
韓ドラの魅力のひとつです。

かわいい主人公のドタバタではなく
『世間』との乖離、精神的に病んでしまった人は世の中とどう関われるのか、などエグるような描写も多いけれど、これが事実に近いことなんだろうなと感じました。

『ちょっと違う』を排除しがちな残酷性は誰にもありますが、理解することでその溝は埋まっていけたらいいなとも。


親を捨てる
言葉にしてみるとグッと重いですが
本当の解放には必要な言葉なのかもしれません…

いろいろ考えさせられるドラマでした。


今日一日も良い日になりますように🍀

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