黒黄ルフィ

マリガン基準
基本的に下記3種のいずれかであればキープしていました。
とにかく幅広く揃えることとハンドを増やす(トラッシュに5コス三兄弟を置く)ことが大切です。
※基準を満たしていたとしても黒5サボ+モリア4とかだとさすがにマリガンですが・・・

①黒5サボ単キープ
②準候補リストから合計2枚(※モリア2枚だけはNG)
③準候補リストから1枚+絆/三兄弟から2種

◆準候補リスト
 ・クザン
 ・モリア(2枚あったら多すぎ)
 ・ガープ
 ・2サボ

4. デッキコンセプトと構築プロセス
このデッキのコンセプトはリーダー9000+KO不可ブロッカー1を複数ターン繰り返すことで、相手の攻撃を2回以下にしながらその攻撃をブロッカーまたはハンド攻撃回数枚で止め、相手には7000以上の攻撃を毎ターン3回以上与えることで勝つというものです。
そのため、これを頭の片隅に入れて読んでいただけると幸いです。

4.1. リーダー効果と新カードリストを見ての感想
黒黄ルフィのリーダー効果と色、新しく加わったカードリストを見たときにまず思ったことは、下記の3点でした。
①リーダー効果で三兄弟をループさせればカチカチになりそうだな
②現環境トップクラスのパワーカードモリアを使えるから、ループが簡単そうだな。というかモリアだして出るのが5コス2体でリーダー9000って強すぎでは
③三兄弟サーチの対象に黒5サボが増えるから安定性が出せそうだな

ここから、リーダー9000+KO不可ブロッカー1を複数回繰り返せるのではないかと思ったため、この発想を軸に構築⇒一人回し⇒レシピ見直し⇒一人回しの検証を繰り返し実施した結果、(特に初週で理解度も浅いだろうことを踏まえると)かなりの確率で上記のプランを取れるうえに、軸としたプランが強そうだという手ごたえを感じたので、本プランを実現することをコンセプトに構築しました。
細かな検討/検証結果を書くと長くなるので、有料部分の採用/不採用(候補)カード解説の章で一部触れていきたいと思います。
興味がある方はそちらをご確認ください。

4.2. リーダー9000+KO不可ブロッカーを繰り返すために意識したこと/諦めたこと
◆意識したこと
まず大前提ですが、リーダー9000+KO不可ブロッカーを繰り返すためには下記が必要となります。

2コス三兄弟(以下2三兄弟)を2枚場に出すこと
ライフの上2枚を場に出した5三兄弟にすること
≒残イフ1を場に出した5三兄弟にし、ハンドorトラッシュにもう片方の5三兄弟を準備すること
≒ライフ0にし、トラッシュに2枚またはトラッシュに1枚とハンドに1枚5三兄弟を準備すること
5サボを場に出すことor4ボルサが場に出ていること
これを実現するため最も重要なのが黒5サボとモリアになりますので、そこを揃えるためのサーチやドローカードが重要になります。
また、殴ってこないプレイングに対してのライフを減らすことも重要になります。
そこで、下記のようなカードを候補に挙げ、多めにリストに組み込むことにしました。

・サーチカード:ガープ、三兄弟
・ドローカード:黒5サボ、クザン、しらほし
・ライフ減らし:黄5サボ、雷帝、日和、マキノ、イワンコフ

◆諦めたこと
完全に黒黄ルフィの対策を知っている相手に対して刺さるカードを諦めました。新しい3イワンコフなどがこれに当たります。
これはこの構築で挑んだ大会が初週(というか発売日)だからであり、いわばレシピに存在する甘えになります。
また、2000カウンターも諦めました。ただしこれは甘えではなく、ワンピースカードの2000カウンターの重要性を考えたときに、今回のコンセプトやそれを実現するためのプランニング的に抜いていいと判断したためです。
此方に関しては次節で説明します。

4.3. 2000カウンター4枚の説明
ワンピースカードで2000カウンターが大事な理由を大きい順に3つあげると下記だと思っています。
①序盤にライフで受けたくないリーダーへの6000パンチをハンド1枚で守るため
②序盤に自分の面(キャラ)を守って面有利を作らせないため
③終盤に相手の面のパワー帯が上がってきた時に発生するリーダーパワー5000との差分を埋めるため

これらの理由に対して、もしプランニングが実現できるのであれば①はほぼ全受けでライフを減らしたいため関係なく、 ②は面を守らないので関係なし。そして③もリーダーのパワーが上がるので必要性が少ないと考えました。

そのため、2000カウンターを減らすことでコンセプトとしたプランの再現性が上がるのであれば2000カウンターは不要になると考え、検証を繰り返した結果プランの実現性が非常に高かったので、2000カウンター4枚に落ち着きました。
逆に2000カウンターを増やすと普通はデッキとしての防御力が上がるのですが、リーダー9000にならない確率を踏まえるとデッキの防御力が下がるため、再現性を上げるカードを優先することで防御力を担保しています。

5. プレイング
改めてですが、本デッキはリーダー9000+KO不可ブロッカーを繰り返すことをコンセプトにしたデッキになりますので、これが大前提となります。
そのうえで、下記を意識してプレイするようにしていました。

5.1. 相手の行動前提で動けなくならないように注意する
「次の次のターンに相手の攻撃でライフ0になったらトラッシュの5サボ、5エースに成長すればいいからハンドに2サボ、2エース残して、成長後はカウンターで切っちゃおう」
上記のような考えで成長後を切っていると、ライフ0にされなかった場合にハンドに成長前しかおらず動けなくなります。
このように、相手の行動前提でプレイすると詰むことがあるため、ハンドに最低限対応できるカードを残しながら、理想の展開に持っていくことを意識してプレイしていました。

5.2. 相手の攻撃でライフ0にする際に、ハンドを3枚以上切らされないようにする
2コス三兄弟を素出しでリーダー9000にする場合には、2コス×2枚+リーダー効果1枚で計3枚を使うことになります。
そのため、可能な限りハンドの枚数を保持してライフ0を迎えたいところです。
2tに1攻撃、3tに2攻撃と考えると、相手の4tでライフ0を目指すことが多いです。
この時、面を増やして5000×2とかであればいいのですが、相手の攻撃が7000×3や8000×2になるケースも非常に多いです。
そのため、そこパンチを防げるように4ボルサや5サボを置いたり、レストのキャラを作らないことが大事になります。

5.3. 無駄に相手の面に構わない
4-5ターン目からこちらのリーダーは常に9000になり、かつKO不可のブロッカーをたてていきます。
そのため、中盤までに出された相手のキャラは置物になることが多いです。
そのため、キャラは基本的に無視でも大丈夫です。
ただし、2で書いたような8000×3のパンチがされそうで、かつブロッカーがないようなときには相手の攻撃回数を減らすために面も狙っていくようにしています。

5.4. ライフは"基本"全受け
上記で書いた例外はありますが、基本的に全受けです。
そうすれば相手の面が大きくならないタイミングでリーダー9000にできるため、結果的にカウンターを節約できることになります。
ただし、9000に出来るような道筋がハンドから見えているかは意識してください。
例えば雷帝が1枚でもあればライフ1止めに対抗できますし、日和があればライフ2止めでも7000にしながら1枚減らし、次のターンにライフ1に出来ます。
逆にライフを減らすカードがなかったり成長が出来ないハンドであれば、中盤で1-2回守ることも大切です。

5.5. 此方の面への攻撃も基本全受け
此方の面は基本的にカウンターを切らないで済むための的になります。
面はリーダー効果や三兄弟の成長、モリアで再利用できますし、モリアを使えば1回でモリア+5コス2体が面になることになります。
その結果、面を必死で守っても押し出すことになるので、無理に面を守らずハンドの枚数を維持するようにすべきと考えています。

5.6. 最初のライフ0の時にリーダー9000にしようとこだわりすぎない
ライフ9000にすることがベストではありますが、それより安全にライフ0にする方が大切です。
そのため、ライフ1から雷帝+リーダー効果+2三兄弟で7000などでも最初は十分です。
一度ライフを0にするかライフ1で成長前を次に場に出せるような状況にしてしまえば、2度目はライフが0でリーダー7000か、わかってるライフ1でリーダー7000になって実現のハードルが下がります。
また、モリアであれば1ドローで+1、モリアとリーダー効果で-2のハンド枚数-1で一気に面が3体並んだうえにリーダー9000になるので、少しハンド消費が多かったりリーダー7000までにしかならないとしてもそれを恐れず、自発的なループを目指せるようプレイしていました。

5.7. 三兄弟を広く揃えるためのサーチ基準の意識
下記の優先度でサーチを実施し、これによってプレイの幅を広めておりました。
①3枚既に下にいってしまってる三兄弟
②1枚目の黒5サボ
③1枚目の子サボ
④2枚目の黒5サボ
⑤1枚目の三兄弟(エースとルフィの優先度は対面次第)
⑥2枚目の子エース、ルフィ

※ただし、サカズキや赤紫ローなどのデッキ下送りされる対面の場合は3と4が逆になります。



主に上記を意識してプレイすることで、リーダー9000+KO不可ブロッカーを繰り返すというコンセプトを実現できるようにしていました。

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