昭和歌謡 という音楽
昭和の音楽コンテンツと言えばやはりレコードだった。
後半になりコンパクトディスクの登場となりレコード店より樹脂製の丸い円盤はだんだんと姿を消す事になり家庭内でもTVと並んで一等地を占拠していた音響集団はやがてそれなりの隅に追いやられる。デジタル化されてクリアーになった音の質は素晴らしく感じたがLPジャケットの大きさが消滅していったことはやはり寂しく感じられた。
LPレコード本体の大きさは直径約30cm。それがCDとなると約kano12cm。当然それを装丁する入れ物も小さくなる。30cm角の中でアーティストやそのスタッフ達が試行錯誤しながらより中にある音楽の魅力を伝えようとしたビジュアルはまさに芸術でそのインパクトもまた大きい。家の応接間やリビング、あるいは静かな環境で勉強できるようにという名目で与えられた自室に大好きなアーティストのアルバムがインテリアとして飾られていた。
レコードの敗退と共に音楽ツールのもう一つの役割が消滅していったように思う。
ちなみに僕の場合なけなしの小遣いで購入したのは洋楽でもロックバンドでもアリスでもなくやはり女子。思春期は愛の妄想のアイドル命でした。
推しは当然 太田裕美嬢
心の奥底まで幸せにしてくれる微笑みと舌足らずなキュートな歌声。
彼女以外誰も勝たん−0ー)
ただ彼女の歌声と作曲までこなす音楽的造詣は単なるアイドルで終わらず、その後もミュージュシャンとして活躍されているのは嬉しい限りです。名曲「木綿のハンカチーフ」が今なお若いアーティスト達によってリリースされているのも喜ばしい事です。
この名曲の作曲は筒美京平、作詞は松本隆とまさに昭和歌謡の代名詞とも言える黄金コンビでした。
さて最近我が家にもレコードプレーヤーが再登場。すでにCDの時代さえ終わり音楽コンテンツはほぼ配信系が主流となっているらしい。そこで再び台等してきたのがレコードで一説によるとレコードの売り上げがCDを超えたとか。
配信以外で音楽を聴くならCDよりレコードでという音楽フリークが多いという事なのかな。個人的にはやはり先程触れたジャケットの大きさが人気の秘密なのだと思います。
ちょっと事情があり購入する事になったのですが以外に簡単に見つけられました。なかなか良い音ですよ。また裕美嬢の声が聴ける😊
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