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【キュピパラ感想】愛と見返り【case4ギル・ラヴクラフト】

きょうも元気にキューピットパラサイトをたのしんでいる社会人です。いまのとこロサンヨーク、楽しいです。

いまさらですがこのゲーム、
とてもオシャレでとっても画面の彩度が高くて、8時間のデスク労働後にやるとわりと目がチカチカしてしまう。でもこの突っ張った(良い意味で)デザイン、嫌いじゃないので、このチャレンジング路線はこれからもぜひ変えないでほしい。オトメイトもこういうゲームを世に出せるんだ、と消費者として素直に嬉しい。

では本日の恋のお相手4人目!

ギル・ラヴクラフト(24)
(CV:木村良平)

https://www.otomate.jp/cp/


ラブをクラフトすんのよね。
名前を見た時かの有名なラブクラフトさんが最初に思い浮かんじゃって思わずウワッと思わず身構えたもんですが、ことこのキュピパラにおいてはそんなことはありませんでしたので、安心してください。

「ギル」
日本名で言うところの"晴輝くん”とかの意味合いですかね? よい名前だ


そんでほいで、
過去の失恋を引きずりまくり、でもこのままじゃダメだとようやっと立ち直ろうと意を決し婚活しようと門を叩けば、出てきた担当アドバイザーがその失恋の相手だなんて。そんなことある!?

発売前、このあらすじを読んだときはさすがに同情してしまった。
素直に。このひと かわいそう、と

そんな第一印象でいきなり哀れんでしまった彼ですが、フタを開けてみれば思った以上にとんでもない男だった。おそろしやボルトモアボォーイ……


以下ネタバレ~~


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なにを隠そうこの男、
まともに失恋していなかったのだ。





ラブクラフトというデカめの企業の自分の家に縛られることから逃れたくて、
ひとり家を出た彼は、その"愛をつくる"という苗字がきっかけとなり
こちらも天界から家出してきた彼女、本物のキューピットに出会います。


人間生活1ねんせいとしてまるで赤子同然なリネットに一般常識から情操教育まで
懇切丁寧に施していくうち、拾った雛に情が沸き、そのうちつい異性として見るように、、、
と、ここまでは百歩ゆずってごく自然な流れだが、
彼女を俗世から守らなければという意識のあまり、一緒に住んでるからという免罪符のもとストーカー行為は常()
段ボール何箱にものぼり溜まった書き損じ長文ラブレターの山(やばい)
そして肝心のラブレターは教科書に挟んで渡そうとする(なんで?)
しかもそのラブレターには宛名どころか差出名も書き忘れる(そして本人とまともに話をすることもなく勝手に失恋したと勘違いする)という……

行動だけこう羅列してみるとなんともどうしようもないというか、いやまあ恋は熱暴走だと思えばわかるのかもとも思いつつ。

現実わたし個人としてはたとえ世界有数メーカーの社長だったとしても
やっぱちょっとお断りな彼でしたが、

ただリネットに対する純たる好意とそこからくる優しさは誇れるものだと思うし、それが一生涯変わらぬようにこちらはただ願うばかりです。

いやぁぶっちゃけここまでリネットと共感できない√は正直ギルがはじめてで、、、なんとも、、、
(そういや私はラブタイプ”マニア”なんですが、”アガペ”とは正反対なんですよね……そういうこと? ラブスタイル類型論っておもしろーい)

ギル個人について個人の感想をあけすけと書いてしましたが、CPとしては好みなのでけっこう推せるふたりです。かわいいので。

そして特筆せざるを得ないシーンは何と言っても、
天界に帰ってしまったリネットを手ずから組み上げた車で天界まで昇り、
トランスフォームしてマーズ神と戦って奪還しに行くシーン(※原文まま)
とか、そんないきなりファンタジーのシナリオにぶち込まれたパパの世界も呆れる娘バカっぷりは、とにかく見ていて楽しかったです。めちゃくちゃ笑った。

「何か見返りのために、君を愛したんじゃない」

 これがアガペたるギルのすべてだったんだ。とこの言葉で腑に落ちました。みあげちゃうくらい素敵だわ、、

まとめ


ロマンチックでコメディで明るい√でした。彼がここまで明るいぶん、
共にパッケージヒーローを飾るアラン√の闇がよけい深そうで、期待がムクムクふくらんじゃって、こわくなっちゃったな、、、期待しているぜキューピット・パラサイト……





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