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シティS2の振り返りとベスト8のディアルガのデッキ解説

ハロー、Kirinoです。
今回はシティS2で使用し、決勝トーナメントまで残ることが出来たディアルガのデッキ解説です。


まずディアルガを選択した経緯ですが、もともとはルギアを使う予定で調整をしていました。
しかし、シティで上位に上がってくるデッキはルギアに強く出れるドガスダイナジュラルドンVmaxカプコケコVmaxレジギガスが多くルギアにとっては向かい風でした。

ただでさえ2ターン目にアーケオス2体並べるのも大変なのに厳しい対面のオンパレードとなると、このまま素直にルギアを使いたくは無いなと感じました。

そこで、もうシティの前日にまで迫っていましたがデッキ選択からやり直すことに…。

候補に上がったのはドガスダイナアルセウスジュラルドンロストギラティナ、そしてディアルガです。
候補に上がらなかったのはミュウロストバレット系レジギガスカプコケコVmaxでしょうか。

ミュウロストバレットに関してはルギアと一緒にメタられていることから厳しそう。
レジギガスはポテンシャルは高いが事故が怖い。
カプ・コケコVmaxはそもそも触ったことが無いので使用感が分からなかった。

そして候補に上がりはしたデッキですが
選ばなかったと言うよりは選べなかったという理由でドガスダイナとジュラルドンを除外しました。
まあこれは調整時間が足りなかったことですね。
ドガスダイナはダイケンキVSTARと合わせた構築が流行った時に少し触ったくらいだったのと、ジュラルドンはルギアやミュウ対面の練習くらいでしか触ったことが無かったので、レシピの調整も間に合わないしTier1以外の対面の練度が低過ぎると判断しました。

残りの選択肢はロストギラティナディアルガでしたが、この2つが残ったことでまずルギアはほぼ捨てで考えることにしました。

というのも
ルギアが勝ち上がるのは厳しい環境でルギアに強いデッキが勝ち上がりやすい。
ならルギアを避ければよくて、さらに勝ち上がるほどルギアには当たりにくいだろう。
そして1回くらいルギアを踏んだとしても他の対面でしっかり勝ちつつ、ワンチャンルギアに勝てるくらいで十分。
とデッキ選択を見直す上で環境読みとマッチ予想にこれまでの自分の考えに一貫性を持てたからです。

ってのはこじつけみたいなところもありますけどね笑
まあ何にせよルギアを捨て気味に挑むことは悪くないのかなって感じでした。

そしてロストギラティナですね。これはなんとなくイメージ付くかと。
ガラルマタドガスしんどい。Vmaxに付けられるビッグパラソルツツジで止まってしまいやすいのでしんどいみたいな感じです笑

そしてようやくですがディアルガVSTARの解説を
していきます!


ビーダル型ディアルガの解説

ビーダル型ディアルガをあまり知らない方も沢山いると思いますが、基本的にロストギラティナルギア不利です。なので、序盤コケてくれたりツツジでワンチャン止まって勝てればラッキーくらいです。
次にロストバレットミュウですが、これは五分くらいって感じです。
そしてそれ以外のジュラルドンムゲンダイナのようなVmax系のデッキ、ウインディレジギガスのような非エクデッキにはめちゃくちゃ有利です。
かなりざっくりしてますがこんな感じで認識して貰えたらと思います。

ディアルガを選択するということは、ずばりルギアに勝ちに来たデッキに対して勝ちに行くということです。

そして当日使用したレシピがこちらです。

デッキコード kkVkkf-dmJvE5-bkvFf5

このデッキですが、実は4月のシティS6で使用していてベスト4まで勝ち上がることが出来たリストを元に作っています。
元になったデッキはnoteでも紹介していて、デッキコンセプト等詳しく書いているので是非そちらも閲覧していただけたらと思います。

記事はこちらhttps://note.com/preview/n01166e4db81a?prev_access_key=19362419185fcdf09580e6729dfc70b3

よく見るターボ型ロスト型のような早い段階でスタークロノスを目指してスピード勝負を仕掛ける構築とは違って、序盤はメタルブラストの80~160点くらいでちくちくダメージとサイドを稼いで終盤のスタークロノスからボスの司令雪道ツツジで捲っていくという構築です。

前回のレシピから大きく変えたポイントとしては

1.ツツジの採用
2.大きなおまもりがくしゅうそうちに変更
3.ゼラオラの採用

この3つです。

1.ツツジの採用。

スタークロノスの追加ターン中に使うことで相手にサイドを取れないターンをもう1ターン作るという意図で採用してます。
うまく決まれば追加ターンを2回貰ってるって感じです。
今の環境だとVSTAR主軸のデッキが減少傾向にあるので追加ターンにボスの司令で裏を呼ぶよりもこっちのプラン通しにいくことが多いです。


2.大きなおまもり
がくしゅうそうちに変更

以前のミュウとパルキアが多い環境からパルキアが減ったことでHP+30の恩恵が少ないと判断して抜くことに。
がくしゅうそうちを採用することで、前のディアルガにエネルギーを集めやすくし、序盤から非エクHP130かがやくゲッコウガレジ系を一撃で倒しやすくしました。

また、ゼラオラが攻撃に参加しやすくなったり
序盤でメタルソーサーを雑に捨ててもスタークロノスまで繋がりやすくなりました。
あとは逃げエネ1ビッパでスタートしたときにビッパに手貼りして逃げてメタルブラストというプランもがくしゅうそうちのおかげで取りやすくなってます。

3.ゼラオラの採用


最大のメリットは逃げエネが0ということ。
ふうせんが割られてしまったり、ツールジャマーを貼られてしまったり…そもそもふうせんが引けず前のポケモンを逃がせないといったことを減らせるようになりました。
序盤はビッパ逃げ1で逃げやすく、中盤はゼラオラに触れるクイックボールが実質ふうせんになってくれて、かなりデッキが回しやすかったです。
また技が優秀でルギアVの弱点を突いて殴っていけたり、相手のサイドを奇数にずらしながらVSTARVmaxポケモンをスタークロノスの圏内に入るように削れたりとゲームプランの幅が広がりました。

各対面のプラン解説

・ミュウVmax

プラン1
ミュウ対面の理想のプランはミュウ2体に120点乗せておいて、スタークロノスミュウVmaxを倒し追加ターンでボスの司令ミュウVmaxを倒すというサイド3-3で綺麗に取るプランです。


プラン2

ベンチにオドリドリがいて120点を乗せれなかったり、こっちの動きが鈍い場合は1エネで攻撃して裏のディアルガにエネを回して準備させておきます。

2体のミュウに6080点乗っていますがスタークロノスで倒すことは出来ないのでスタークロノスメタルブラストで正面のミュウを2回で倒しつつ雪道ツツジで次のターンにサイドを取られないように妨害します。番が返ってきたらダメカンが乗ってるミュウVmaxを倒して勝つという3-3プラン。
オドリドリが出てた時のダメージ計算ですが

1エネメタルブラスト60点
スタークロノス後の6エネメタルブラスト260点

60+260=320で倒すことが出来ます


プラン3

スタークロノス前に雪道ツツジを決めるパターンです。
まずミュウVmaxを1体60点で良いので削っておきます。(できるだけ120がいいです)

そして雪道ツツジをしながら前にいる無傷のミュウ4エネメタルブラスト
次のターンにスタークロノスミュウVmaxを倒し、追加ターンでもう1体のミュウVmaxを倒す
3-3プラン
序盤の動きが悪く、削りが間に合ってない時によく行うプランです。


プラン4

メロエッタを挟む時のパターンです。
メロエッタを倒し残りサイド5枚の状態でプラン2と同じようにスタークロノス+メタルブラストミュウVmaxを倒し、追加ターン中に雪道ツツジで妨害しておいてから返しのターンに裏のゲノセクトを倒す1-3-2のプラン。

メロエッタが前に出てきた時や、メロディアスエコーでのワンパンを防ぐためにフュージョンエネルギーが付いている裏のメロエッタを先に処理したい時に行います。


・ドガスダイナ

ガラルマタドガスが前に出てきた場合ですが、この場合は特にサイドを取られている訳では無いのでこちらも焦らずゆっくりマタドガス2回で倒していきます。

ここからの理想プランはムゲンダイナVmax120点で削り、スタークロノスで倒してから追加ターンに裏のクロバットVを倒して勝つ1-3-2のプランです。

削ったムゲンダイナが裏に逃げたり、120点で削れなかった場合はスタークロノス+メタルブラストの2パンで倒しつつ雪道ツツジで止まってもらいましょう。

シンプルにムゲンダイナで殴り出してきた場合はミュウのプラン1.2.3と同じ動きになります。
サイド3-3を目指しましょう。


・アルセウスジュラルドン
・アルセウスカプコケコ

非エク不採用アルセウスVmaxポケモンのエネ加速をするデッキタイプです。

削ったダメージを回復される可能性があるデッキタイプですが、基本的に向こうもディアルガVSTARをワンパン出来ないので
試行回数を稼げる分そこまで気にしなくても大丈夫です。

相手が作る盤面は2種類

アルセウス+Vmax 2体 

アルセウス 2体+Vmax 1体

Vmax2体並んだ場合はアルセウスを倒すことにメリットは無いですが、無視するのは難しいので
どちらの場合も早めに処理しておきます。
おまもりが付く可能性があるので3エネから入って2回で倒したいです。

後手でも相手の先2でディアルガVが倒される可能性はかなり低いので後1でメタルコーティングが出来るとテンポが取りやすいです。

Vmax2体並んでいる場合はVmaxポケモンをあらかじめ削っておいてからスタークロノスで倒すことを目指します。
追加ターンと返しのターンの2回でVmaxを倒して勝ちです。
削ったVmaxが裏に逃げて無傷の方が殴ってきた場合はスタークロノスを1ターン遅らせれば大丈夫です。

気を付けたいのはジュラルドンの場合はカリンの信念をケアして追加ターン中にツツジマリィで手札干渉をしたいこと。

カプ・コケコの場合は手札干渉はあまり必要無いですが、返しのターンに麻痺にさせられてしまうのでとりつかいに触りやすくしておくことです。

次にアルセウスが2体の場合です。
こっちは先にアルセウスを倒しておいてサイド2枚進めておき、スタークロノス+メタルブラストVmaxを倒せば残っているアルセウスディアルガVSTARが倒されることはまず無いので、そのままアルセウスVSTARをワンパンして勝ちって感じです。


あとは非エク系の対面ですが、サイドは1ずつ進めていくので割愛させていただきます。

またルギアギラティナに関しても不利対面のため雪道マリィで動きが鈍ることに賭けているため割愛させていただきます。

一応VSTARと非エクで構築されてるギラティナパルキアのサイドプランはざっくりですが

1番綺麗な最後ボスの司令で勝つ
1-1-2-2

ツツジを挟んでもう1ターン稼ぐ
1-2-1-2

追加ターンにボスの指令で盤面からVSTARを消してもう1ターンを貰う
1-2-2-1

大体この3パターンになります。


シティ当日のマッチング

1回戦 ドガスダイナ 先行 勝ち
2回戦 レジギガス 後攻 勝ち
3回戦 ロストギラティナ 後攻 負け
4回戦 ドガスダイナ 後攻 勝ち

トナメ1回戦 ミュウVmax 後攻 負け

トーナメントに進出した他7名にルギアがいなかったので環境読みがしっかり当たっていてよかったなと感じました。

最後はセレナで引いた5枚に次に繋がる札を引けず、完全に動きが止まってしまって負けてしまいました。

悔しい結果で終わってしまいましたが、この記事を読んで自分の代わりにディアルガで結果を残してくれる方が出てきてくれればとても嬉しいです。

有料部分は各採用カードの解説です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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