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思考の遊び

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小説を書くにあたって考えた由無し事のまとめです。大体思い付きベースで無茶苦茶なことを書いているので、自己防衛の為に有料にしています。
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2019年1月の記事一覧

冷たい方程式とハーバー・ボッシュ法

 『冷たい方程式』という短編小説がトム・ゴドウィンという人物によって書かれている。ハードSFの試金石として有名な短編小説なので、一度読んでみるとよいだろう。
 この『冷たい方程式』には同様のシチュエーションを描いた様々な別解として、方程式もの、と呼ばれる無数の小説や漫画が存在する。どれも個性あふれる解を示すものばかりだ。えてして幸福な結末になることが多いのは、元の『冷たい方程式』がカルネアデスの板

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次があるということ

 私は続編がない続き物の物語が好きだ。打ち切りとか絶筆とかネタ切れとか掲載雑誌の終了とか、そういう不慮の事故でもう続きが決して書かれないであろう物語には「かくあるはずだった世界への希望」と、「こんなはずじゃなかった現実」が見えるからだ。
 もちろん、実際には打ち切りを食らっているので次なんてありはしないのだが、打ち切りを食らうなんて夢にも思っていないまま広げた風呂敷をそのまま放置した痕跡に私は心が

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戦争が齎す人権と、反差別が齎す自滅

 上記noteでも触れた様に、戦闘には「継続して勝たねばならない」ものと、「この一戦だけ勝てばいい」ものの、二種類の戦闘が存在する。個人の話から離れてマクロな視野で見た場合、戦闘環境の最適化がこの二種類の戦闘のどちらを優先することになるかを決定する。
 故に、この二つの戦闘には「継続して勝たねばならない戦闘で圧勝を防ぐには、この一戦だけ勝てばいい戦闘が存在しなければならない」「この一戦だけ勝てばい

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賢い戦闘者であれ

 人類のあらゆる戦闘は、おおむね二種類に分類することができる。一つ目の戦いは、継続して勝ち続ける必要がある戦闘である。もう一つは、この一戦だけ勝てばいい戦闘である。この二つの戦闘を使いこなせば、人の人生はより豊かになっていく。

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それでもいつか必ず夢は終わる

 昨今のツイッターを見ていると、思考をまとめることの重要性をつくづく思い知らされる。

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ベーシックインカムと救われない魂

 最近はベーシックインカム(BI)がもてはやされている。ここで言うBIとは、無条件で全ての国民に一定金額の給付を行う制度である。
 BI導入でどんな問題が起こるか、実際に導入可能なのかという問題は専門家に譲ろう。確かに負の所得税として導入すべきだ、とか生活保護の方が困ったときに優位だ、とかいう議論はあるが、それを論ずるには正確なデータとシミュレーションが必要だからだ。

 ここでは、BIが実現可能

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老いることを学ぶこと

 人は老いる。これは当然のことであるが、大抵の人間はこのことを深く考えようとしない。だが、人生というものは「生きて、死ぬ」ものである。死に直結する老いという現象について深く考えて生きる人間でなければ、真の意味で幸福には成れようはずもないのだ。

 以下の内容は、ポリティカルにインコレクトなので入場料を設定する。

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左翼と右翼の多様性

 ここ最近、ずっとTRPGというかCoCのシナリオばかり書いていたので、気分転換に別の事を書こうと思う。という訳で、自分の思考を整理する意味も込めて今日から創作のネタとして色々な考察を書きしるすことにした。当然、ポリティカルにインコレクトな内容なので、入場料を取ることにする。

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素晴らしき金の世界と恐るべき善意の世界

 今日の話もポリティカルにインコレクトなので入場料を設定することにする。

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凡人の幸福論

 いつものようにポリティカルにインコレクトなので入場料を設定する。

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