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老化が怖い。


#老いじたく
尻の青い頃、それほど歳をとることはイヤではなかったんです。

体型の大崩壊、肌は大変なことになる、シワが増える、白髪が増える、

痩せにくいなどなど、見た目が残念になるのは怖くなかったし、

今でも怖くないです。

それよりも老いた人の

「若いっていいわね」「あなたたちは知らないでしょ?」

「私の若い頃は・・・」という物言いに恐怖を感じていました。

何より怖いのが、自分の老いを認められないことです。

岩井志麻子先生の金言「若作りは老いを際立たせる」があります。

自分の見た目が老いているのに気づかない。見た目だけでなく、

能力も衰えるのです。

新しいことに適応できない。

世の中の変化についていけないから、自分がわからなくなると

かんしゃくを起こす。

今そういう人たちの中で働いています。

先日も、簡単な名簿を作るのに何度も何度もやり直していました。

些細な変更をしたいのですが、保存したエクセルシートを

どこにやったががわからないのです。

彼女は些細な作業だからできると考えたのでしょう。

でも記憶力の衰え、ICTの不慣れさ(書類やフォルダを複数作るなら、

数字や「修正」など表題に追加するとか、日付を追加するとかしますよね。

それすらわからない)を自覚していないのです。

若い頃はさっさとできたことが、作業を始めたのが昼頃、

終わったのが夜の10時です。

他に仕事があるのに、そちらは手付かずです。

彼女の終わりなき仕事は、今日も続いています。

本人が困るんならいいんです。

困るのが回りの人間です。彼女はもう自分のやり方に固執してるから、

ファイルを修正すると言っても元のファイルを探すことしか

考えられません。変更できないのも老いの一つ。

そして周りの時間を潰しているのに気づかないのも老いの一つ。

結局疲れ果てた彼女から、うまく言いくるめてファイルを取り出して

修正したのでした。

怪談より都市伝説よりも怖い、「老いること」の一番恐ろしいところを

見た梅雨の夜でした。

ブログしてます。のぞいてくださいませ。

大きな幸福もなく、大きな災いもない。

http://blog.livedoor.jp/bastaya8-mividc/archives/18919586.html

ババアの世迷言に付き合ってくれて感謝感激雨霰。 スキしてくれたら、中の人がめっちゃ喜びます。