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情弱看護部人事&日本看護協会の皆さま、イマドキの若人の転職をご存知でしょうか


#看護師不足 #看護界隈 #早期離職 #看護師転職 #人間観察


「最近の若い奴はすぐ辞める」オッサン達のヤバい勘違いの話。

「今時の若い奴はすぐやめる、堪え性がない」と言えないおばさんです。
はい、堪え性がないから早期離職&転職しまくりです。
 最近では「働かない」と言われ続けたので、2年前に出社拒否をしてそのまま退職しました。

 看護系の就活は7月くらいから始まって、もう内定が出ている頃でしょうか。注:国家試験不合格だと、内定速攻取り消しです。覚えておくように。
 人事は 新卒確保に汗水垂らして、病院側は「実習受け入れてるのにちっとも新卒が就職しないから、もう受け入れない」などと言います。
 離職しないように新人の取り扱いは、腫れ物に触れんばかりです。

 こんなにも看護部さまが気を揉んでいるのに、看護学部も増やしているのに看護師の人手不足は止まりません。
 産廃看護師さんたちは年若たちがスマートフォンを持っていることを、知らないのでしょうか。産廃看護師さんたちは、スマートフォンは遊び道具としか考えていないんです。この小箱、どんだけ活躍するか知らないんですよ。

 スマフォという小箱を使って、今の若人がどのように転職するかブログから引用して解説しましょう。

ステップ1.スマフォで転職先をググる
ステップ2.スマフォですぐ連絡が取れる
ステップ3.転職サイトややり手の医療機関のサイトは充実している
ステップ4. 転職サイトややり手の医療機関のサイトは素早く誘い込む
ステップ5.その場で面接の日程を決めて、退職届を懐に忍ばせる

ステップ1.スマフォで転職先をググる 
 結論から言うと、スマホの普及によってこの10年で、何が一番大きく変わったのかというと「転職するのがめっちゃ簡単になった」のである。
(略)
 なにせ奴らは全員スマホを持っている。懐に忍ばせた小さな箱がアクセスできる情報の量は20年前のCIAよりも多いのだ。

 イマドキの若人は、ネットネイティヴ・スマフォネイティヴです。困ったことがあれば、すぐググります。インターネットが大量に情報を持っていて、その場で調べたいことを調べることを生まれながらに知っているのです。

 人材派遣会社・転職雑誌はさっさとWEBサイトをつくり、わざわざ求人情報誌を手に入れなくてもその場で職探しできるようバージョンアップしました。おまけに「悩み相談」「みんなならどうする?」など匿名掲示板で言いたいことを言えるサイトも作っています。
 だから「あの子本当に使えない!」などと先輩・上司が陰口叩いてる間に、年若はちゃっちゃとお悩み相談をしているのです。

ステップ2.スマフォですぐ連絡が取れる
彼は昼休みに友達に、こんな感じの悩みをLINEする。
「なんか今の会社微妙なんだよね、転職でもしよーかなー」
すると友達からすぐに「えーまじでー、ならうちの会社おいでよー!!めっちゃ楽しいし会社もどんどん成長してるよー、一緒に働こーぜー」的な返事が来くる。
そしてそのメッセージの下にはご丁寧にその会社のWEBサイトのURLが貼り付けられている。それもリクルート専用のWEBサイトのURLである。

 ネットネイティヴ新人看護師も同じ行動をとります。休憩時間だけでなく、仕事の帰り、更衣室で友達に「マジこの病院キツイ。先輩キツイし上司うるさいし。」などとLINEします。しばらくグチのやり取りをした後、「転職サイトがあるって!登録無料でアマギフもらえるらしいよ!」といくつかの転職サイトのURLを交換します。


ステップ3.転職サイトややり手の医療機関のサイトは充実している
 何気なくそのURLをクリックすると、そこには仕事の内容から給与、手厚いものから一風変わったものまで沢山用意された福利厚生の数々、更には、その会社がどんな理念を持って皆んな働いてるのか?社長は何を考えてるのか?売上に店舗数に業績の推移まで・・
 これでもかと懇切丁寧に分かりやすく説明されているのである。

 貼り付けてもらった転職サイトのURLをクリックすると、可愛らしく明るい看護師転職サイトに飛んでいきます。そこには「あなたはジェネラリストとスペシャリスト、どっちを目指しますか?」的な意識高い系の選択肢ではなく、「経験年数は?」「希望する働き方は?」「希望する収入は?」「土日休みたい?」という自分のライフスタイルに合わせた働き方を提示してくれます。

 看護師が全員意識高いわけじゃないんです。やりがい搾取が得意な看護界、もう若人には通用しません。休日返上して夜勤入り夜勤明けでも会議・委員会など、院内活動に参加しなければなりません。やらなきゃいいじゃんって言われたらおしまいですが、勝手に向こうから係や役割を振ってくるのです。

ステップ4. 転職サイトややり手の医療機関のサイトは素早く誘い込む
 そんなことを悩みながら画面をスクロールしていると「面接のお申し込みはこちら」と書かれてLINEのマークが出てきた。
 思わず押してみるとLINEが立ち上がった。すると間髪入れずに「はいこちら⚪️⚪️人事部です。面接の予約や各種疑問・質問などお気軽にこのLINEからお問い合せくださいね!」とメッセージが届いた。思わず「今転職を少し考えているのですが、明後日、面接とか受けられますか?」と軽い気持ちでLINEしてみた。
 するとスグに返事が来た。
「はい!大丈夫ですよ。何時にこちらにお越しください」と面接場所の住所が送られてきた。家からも近い。服装もラフな感じOKみたいだし、よしちょっと行って話だけ聞いて見るか!

 リアリティショックに悩む新人看護師・役割を山ほどしょわされた3年目看護師が、自宅に帰って一息ついたときにサイトの質問事項にちょいちょいと答えて送信ボタンを押します。するとソッコーで「登録ありがとうございます!ご希望の案件があれば直ちに紹介しますね!」と、お返事が返ってきます。

 「次の休み予定ないし、ちょっくら登録しに行くか!」と、ウィンドウショッピングのついでに派遣会社によって、正式な手続きを済ませんます。登録したその場で、退職は決めているのか、ご希望の案件はこういうのがありますが、とウェルカム状態で担当者が説明してくれます。

ステップ5.その場で面接の日程を決めて、退職届を懐に忍ばせる
 こんな感じでこの「今時の若い奴」は昼休憩の間、丸亀製麺でぶっかけうどんを食い終わった後のほんの30分で、もうすでに次の転職先の面接まで決めてしまって戻ってきているのかもしれないのだ。


 はい、そうなんですよ。上司・先輩のお小言をたっぷりもらった翌日には、もう看護師転職サイトに登録済み、あとは次のお仕事決めて退職する日を決めるだけになっています。働き始めてからだけじゃありません。最近の看護学生が勉強に使うアプリの運営が転職サイト。

 だから看護学生がアプリインストールすると、自動的に転職サイトも情報が得られます。そして卒業間近になると、魅力的なお誘いのメールが来ます。
 ナースフル看護roo!が割と有名です。

 新人じゃなくてもブランクや経験に不安があれば丁寧なフォローもあるし、情報源にもなる。だから縛りと仕事だけ多い医療機関を辞める新人看護師ちゃんは堪え性がないのでもなんでもない、看護部の人材確保が時代に乗り遅れてるだけです。

 おまけに仕事は切れ間なくあるので、「ここ飽きたから、他の医療機関で働こうっかなあ」と思うと同時に相談すると、ソッコーで仕事紹介してくれます。

おしまいーだから看護界は人材不足に悩まされづづける
 ワタクシが無謀にもフリーランスに転身したのは、ネット民になったおかげ。  外で働かなくてもブログ・noteなどのSNSやクラウドソーシングで、稼げることを知ったからです。知らなかったら、またしんどい思いをしてぶっ壊れていたでしょう。

看護師免許持ってても働いていない人向けに看護師等免許保持者の届出制度を厚労省が始めていますが、それでも看護師は不足しているのです。日本看護協会と厚労省がまともな職探しに協力するわけがないと、体験上わかっているからです。

(ワタクシが日本看護協会に短期のパートタイムで働きたいと相談に行けば「そんな都合よく働ける場所はない」と断る、仕事に悩む友人が相談すると「働く場所があるだけありがたいと思え」と大変丁寧な対応をしていただきました。)

 スマフォを遊び道具としか考えてない情弱看護師上司たちは、影で「あのおばーさん看護部使えねえ」って言われてるのですよ。厚労省がどんだけ予算使っても、この状態を知らないんじゃ人材不足は止まりません。

ブログしてます。のぞいてくださいませ。オンナオンフィフおひとりさま道


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