看護師をしていてよかった、たった一つのこと。
先日父親が手術をしました。
日帰り手術でいいのですが、何せ高齢なので入院して手術することになりました。
面倒臭いのですが、付き添ってほしいとはっきり言わない母親ですので、
入院する日・手術の日・退院の日と付き添いました。
病院側から高齢夫婦なので、ほかに話を聞く人が必要だと言われたとのことです。
手術は終わり、退院して、父親はおとなしくしております。
次の外来で、手術前の生活に戻れるでしょう。
って、うちでおとなしくしてるだけなんですけどね。
本当に簡単な手術なのに、うろたえる母親と父親を見て、
もう限界だから看取ってやろうと決心ができました。
仕事上、死にゆく人のお見送りを何度もしました。
病気になって寝たきりになって・・・という過程とお世話を
数え切れないほど経験しました。
だから知らないうちに自分の中で、老親が病気した時・治療の方針の決め方など、
シミュレーションをしてたんだと思います。
この経験は、自分の親を看取るのに看護師をしていてよかったと思える
たったひとつのことです。
何かあった時の話を抵抗なくできたことも、
回復の見込みがなかったら胃ろうは作らずに、
そのままうちで見ようと決心できたのも、看護師の仕事をしていたからです。
よくテレビでやっている「頑張る、辛い介護」とは全く違う、
気楽で負担の少ない介護をするつもりです。
介護保険サービスをフル活用して、ワタクシは責任者の立ち位置でいるつもりです。
自分が全てケアしていたら、潰れるに決まってますから。
私にとって老親を見送ることは悲しいことではなく、自分の老いじたくでもあり、
介護の当事者になれる面白い体験です。
ブログしてます。のぞいてくださいませ。
雨露しのいで静かに暮らす。
http://lavidatranquila.com/archives/24197067.html
ババアの世迷言に付き合ってくれて感謝感激雨霰。 スキしてくれたら、中の人がめっちゃ喜びます。