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ひとりになった日。

※これは現在の話ではなく、noteを始めるより少し前の話。
メモしてあった文章を少し直して公開。


恋人と別れた。


今まで何人か入れ替わっているけれど、恋人がいない生活をほぼしてこなかった。


これは別に私が異性に人気があるわけではない。私は一応女性で、頭が悪くて弱そうに見えるので自動的にいわゆる"悪い男性"が寄ってくる。これなら自分でも相手にしてもらえると思うのだろう。



それだけならこちらからお断りすれば済む話なのだけどもうひとつ私自身の厄介な性質が絡んでくる。
素敵な男性が自分に愛情を向けることに対して生理的な嫌悪感を抱くことだ。存在を認識する、気になる、好意を抱く、ここまでは全く嫌悪感は感じず、むしろ好きなのに、相手の好意を確認した瞬間に気持ち悪くなってしまう。
今の所素敵な男性ほどこの状況に陥りやすく、なぜか悪い男性には嫌悪感を抱かないという自分でもどうしようもない状況が多発している。


誰とも付き合わないよりはせっかくだから嫌悪感を抱かない男性とお付き合いするか、と思っていたけどやはりそのような男性とのお付き合いはストレスが大きく、そこまでして誰かと付き合う必要はないとやっと決断することができた。


ずっと気づいていたのに決断できなかった。


決断するために必要な時間と経験だったのだろうと思うので、もちろん全てが無駄だったとは思っていない。楽しい思い出だってある。


それから、決断に時間がかかった理由のひとつに今仲の良い友人たちがみんな家庭を持ってそちらが忙しくなった時私は本当に孤独になってしまうのではないか、それが怖かった。
それなら私も友人とは違う関係の相手を持っておいたほうがいいのかもしれない、と。
しかし、将来のあるかないかわからない不安のためにいまの貴重な時間を無駄にするのはもったいない。


私は非常に人に恵まれていて仕事や友人関係はありがたいことに上手くいくことが多いが恋愛だけはちがう。明確に不得意だし恵まれてもいない。


もともと、得意を伸ばす、不得意には手を出さない。という取捨選択の仕方をしてきたのでそれをここにも応用し、今後は不得意からは手を引こうと思う。


運の良いことに私は1人の時間を存分に楽しめるタイプなので自分の時間が増えた喜びや不要なストレスにさらされない身軽さを噛み締めている。


いつかまた、パートナーに恵まれる日が来るかもしれない。万が一そのときが来たらそのときは、素敵な人を選ぶことができる自分であってほしいと願う。

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