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韓国映画「国家が破産する日」

1997年 ウォン暴落。韓国は通貨危機(IMF経済危機)を迎え、多くの自殺者を出した。

あのとき留学生たちが予定の2倍以上の学費を準備しなければならなくなり、かなり苦労していたことを思い出した。また、漢江へ飛び込み自殺する人の話も…。

外貨預金がなく破産寸前であったのを隠しつづけ、ニュース報道でも「うわさ」を否定しつづけた続けた韓国。ある日、突然、その日はやってきた。不渡り。債権者への支払いが滞り、自殺に追い込まれる人びと。この映画の中で日本人が一番、ぐさりと心に刺さるセリフがある。「富裕層をさらに富ませ、貧乏人をさらに貧乏にする政治」。

日本では「日本を取り戻す」といいながら、実際には派遣が増え、年金は消えたまま、社会保険料はうなぎのぼり、消費税は10%。その一方で、大企業の法人税は下げられ続け、内部留保が膨大になり、大企業にとってはコロナなんて屁の河童だったはず。零細企業だけがあえいだコロナ禍。

韓国映画って日本人にとって何なんだろう?

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