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凡人のための?!地域再生

とある日、上司が本を勧めてきました。
タイトルをみると

「地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門」
(著者:木下 斉、発行所:ダイヤモンド社)

私みたいな凡人向けの本があるの?!
ということで、読んでみることにしました。

【本の概要】
人口5万人ほどのどこにでもある地方都市で育った主人公の瀬戸 淳。大学進学時に東京へ出て、サラリーマンとして働いていた。実家は地元の商店街で小売店を営んでいたが、5年前に父が他界。母がその後切り盛りしていたが、突然、店も家も売り払い、楽しい老後生活を過ごしたいと言い出した。実家の片付けに追われる瀬戸だが、その過程で高校時代の友人たちと再開する。単なる「実家の片付け問題」から商店街の再生・地域の再生へとはってんしていく。(P12抜粋)

【印象に残ったフレーズ】

「まちの未来に関わることは、これから一番長生きするやつが取り組んだほうがええ」(P334抜粋)

地域の取り組みは、人材が固定的になる傾向があり、私自身も日々感じています。人材が固定されると、決まった考えしか出来なくなる。新しい考えを持った若者を取り入れて行くことが大事だし、次の世代を見越して取り組むべきだという点に共感しました。

「何かに失敗したときにこそ本当に評価してくれていた人と、そうでない人がよくわかる。」(P211抜粋)
「人間ってのはな、失敗したときではなく、失敗したあとにどう行動するかで価値が決まるもんじゃ。そして、本当の挑戦ってのは、初めて何かをやるときではなく、失敗して、その次に再び立ち上がってするときのことを言うのじゃよ。」(P220抜粋)

瀬戸が事業に失敗したときの一幕。まちの再生では、いきなり大きなことはせず、小さいことから初めて、小さいな失敗をする方が良いという話を聞いたことがあります。そこから何かを得ることが出来れば、失敗自体は悪いことではないと考えていたのでこの言葉は印象に残りました。

【まとめ】
著者は、この本を通じて以下を感じ取ってほしいと冒頭に言っています。

①「いつまで待っても地元にスーパーマンは来ない」ということ
(P5抜粋)
②「どの地域だって“始めること”はすぐにできる」ということ(P6抜粋)

地元の問題を解決するのは、地元の人間であり、他力本願でいても何も変わらない。そして、怯えていても、失敗無くして、成功はない。ということを瀬戸の物語を通じて思いました。

これは、まちの再生問題に限らず、仕事にもおいても、人生にもおいても、言えることだと同時に思いました。

https://www.amazon.co.jp/地元がヤバい…と思ったら読む-凡人のための地域再生入門-木下-斉/dp/4478103909



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