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(学習ノート)JSTQB アジャイルソフトウェア担当者 2.2 アジャイルプロジェクトでのテストステータス

はじめに

アジャイルテスト担当者のシラバスを読んで、重要なところを引用し、感想をつけた学習ノートをまとめました。この記事は「2.2 アジャイルプロジェクトでのテストステータス」が対象です。

アジャイルでのコミュニケーション

進捗の記録、可視化のツール

  • バーンダウンチャート

    • リリース全体または、各イテレーション内の進捗を追跡できる

    • リリースまたは、イテレーションに割り当てられている時間に対する、完了すべき残作業の量を表す

ストーリポイントを軸としたバーンダウンチャート
スプリントバックログの見積時間を軸としたバーンダウンチャート
引用:https://www.graat.co.jp/blogs/cjssfx1r6ozkf08300162zcdm
リリースバーンダウンチャート
引用:https://www.graat.co.jp/blogs/cjssfx1r6ozkf08300162zcdm
  • アジャイルタスクボード

    • 目的

      • イテレーション計画で決まった各タスクのステータスを一目で詳細に分かるように表現する

    • 使い方

      • 色分けしたカードを使用してタスクの種類を判別する

      • タスクをタスクボードの未着手(to do)、仕掛り(WIP)、検証(verify)、完了(done)などの列に移動させて、進捗をマネジメントする

        • タスクのステータスが意図した速度で変化していない場合、何らかの問題が進捗を妨げている可能性がある。

進捗の伝達ツール(プラクティス)

  • デイリースタンドアップミーティング

    • 目的

      • 進捗を妨げる可能性のある、あらゆる問題をチーム全員が認識し、状況に応じて解決する

    • 参加者

      • アジャイルチーム全員(テスト担当者を含む)

    • 報告内容

      • 前回のミーティング以降に完了したもの

      • 次回のミーティングまでに完了する予定のもの

      • 進捗の妨げとなるもの

品質の伝達

  • 顧客満足度調査

  • メトリクスの収集

    • 欠陥検出率

    • 再テストと回帰テストの結果

    • 欠陥密度

    • 要件カバレッジ

    • コードカバレッジ

    • コードチャーン(バージョン間の追加・変更・削除コード行数)

回帰リスクのマネジメント

回帰リスクが増加する要因

  • コードチャーンが多く発生する

  • ビジネスニーズを満たすために、 以前にデリバリーされたフィーチャに対して変更が行われる

回帰リスクをマネジメントする

  • 自動テスト、手動テストケース、テストデータ、他のテスト成果物など、すべてのテスト資産をイテレーションごとに最新にする

  • すべてのテストレベルでテスト自動化に取り組む

回帰テストを管理し、自動化する

回帰テストのマネジメント

  • テスト資産の管理

    • 手動/自動テストケースから回帰テスト用のテストスイートを選択

    • 関連性のなくなったテストケースを削除

    • (管理時のポイント)

      • 自動化に適しているかどうかを考慮する

      • 各イテレーションで時間を確保して、行う

  • すべてのテストレベルでの自動化

    • 目的

      • プロダクト品質に関するフィードバックを迅速に獲得できる

    • 方法

      • 自動ユニットテスト

      • ビルド検証テスト

      • 自動受け入れテスト

      • 回帰テスト

自動テストの実行タイミングと検証内容


テストの失敗理由ごとのテスト担当者のアクション
  • テストタスクの自動化

    • 自動化可能なテストタスク

      • テストデータ生成

      • システムへのテストデータのロード

      • テスト環境へのビルド&デプロイ

      •  ベースラインへのテスト環境の復元

      • データ出力結果の比較


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