今更、星野源

すごく遠回りしてたどり着いた星野源という沼

お久しぶりのnote更新。いい事よりも悪い事の方が多い日常を過ごして、すっかり食う寝る仕事する以外を疎かにしていたので、ぼちぼち頭を働かせにゃいかんなーと思い、近々にあった良いことを書いて行こうと思う。内容はタイトル通り。取り止めのない内容すぎて、チラシの裏にでも買いとけって感じだが、私にとってのチラ裏がnoteだから仕方がない。（disジャないよ）

さて、いい歳をした女が星野源を知らなかったなんてことはなく、もちろん以前から認知はしていた。逃げ恥も知っていたし、「恋」もよく耳にしていた。
でもそれだけだった。
その後も彼は私のおよび知らないところで大活躍していて、国民的な人気者になっていた。

そんなある日のこと、私がメンバーシップに入っちゃうほどどハマりしているYouTubeチャンネルに星野源がゲストで出演した。
人気声優と人気強面ゲームライターがMCというニッチな番組に、星野源という人気者が出るというギャップに、「こいつはわしらの番組に相応しい奴なのかいな？」いうオタク特有のどこから目線なのか分からない相手を品定めするような感情を持って番組を見始めた。

その時の内容は、MC2人と星野源がお互いに思い出のCDを語りつつそのCDを「モンスターファーム」というゲームで読み込み、モンスターを召喚し戦わせて勝敗を決するといもの。

その中で星野源はオタクにもわかりつつ、音楽としての出来も素晴らしい楽曲を朗らかで爽やかな語り口で紹介し、オタクの心を優しく丁寧に開きそして留まったのである。
オタクはオタクに優しい陽キャにめっぽう弱い。

こうなれば、オタクはちょろいもんで、番組を見終わった直後から星野源を知り尽くすべく静かな闘志を燃やす。
楽曲をSpotifyで聴きあさり、出演作品をサブスクで観られるものから消化し、エッセイ本を買い、自分を星野源色に染め上げる。
これはこの世の極楽、何事にも変え難い幸せなのである。

まあ、その直後に結婚報道が出てショックを受けることになるわけだが、ずっと追い掛けてるファンのそれに比べたたら深爪してしまったくらいのダメージだから耐えられている。地味にずっと痛いけどね。結婚おめでとうございます。ガッキー不幸にしたら許さないよ！（錯乱）

私だけの星野源

エッセイやラジオを聴いたりして知り得た彼のパーソナルな部分が、すごく自分に近いような気がしている。
彼はエッセイの中で小さい時に人が好きすぎで、距離詰めすぎてウザがられて知ってから自分は人が嫌いだということにして生きてきたと話していた。
分かりすぎてしんどくなるほど共感してしまった。
私もそうだった。人が大好きで、みんなと仲良くしたくて、嫌われたくなくて、人に媚びるような振る舞いや、お節介を焼いて、嫌われてしまった経験がある。

彼が生きる上で感じている、拭いきれない孤独感みたいなもの波長が私とぴったり合っているように感じている。
彼の楽曲や綴る言葉が、私を肯定してくれているように思えて嬉しくなる。

長年彼を応援しているファンもきっとそう感じていると思う。
彼は「私だけの星野源」なのだ。
みんなの心の中で飼い慣らせれた孤独感や寂しさを星野源に投影しながら、また同時に星野源に癒されてるんじゃないかと思うのだ。すげー永久機関じゃん。

出会いの妙

自分が何かに救いを求めてることに、自分で気が付かないことがある。
そんな時に、すごく遠回りな所から自分の心が欲していた心地が良い場所にふっと降り立つこともあったりする。
だから私は何かを見たり聴いたりすることをやめたくないなと思う。
インプット大事、とても。
そして、拙い言葉でもアウトプット大事、とても。
今日もそうして、明日もそうして生きていく。