見出し画像

夢・目標 近いところまでいける(体験談)

私は20代の頃、特に大学を卒業して海外で働きたいと漠然と思っていた。それには先ず語学力が必須と考え卒業以降、英語を日々学習していたと言いたいところだが、そんなに熱心には学習していいなかった。当時の学習は英字新聞を週1購入して読む程度で、TOEIC650点程の実力だった。ただ毎日英語に触れる様にしていた。特に今以上にリスニングの学習環境は良くなかった。当然ながらポッドキャストもYouTubeもAmazonのオーディブルもなく、もっぱらCDでのリスニング学習だった。将来の海外での就労の為に、英語を毎日少しの時間だったが学習した。同時にワーキングホリデーや現地採用の特集している雑誌や本を購入しては具体的に海外での就労を考えていた。

英語力の飛躍はなかったが、海外で働けると信じて学習を継続し海外駐在の可能性のある企業を中心に転職活動をしている中、登録している人材会社からシンガポール駐在、それも所長の案件を受けた。何故そんな案件があるのか?人材会社に尋ねたところ、社内に海外に行ける人材が無く、年齢的に若い者を探しているとのことだった。当時27歳、実務経験は無いがやる気だけは人一倍あった。

赴任してシンガポールのオフィスから眺めた景色を見て映画のワーキングガールのエンディングで主人公がプライベートオフィスから景色を見たシーンとダブった。その時、確信した。夢や目標は達成できないかもしれないが、近いところまではいけると。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?