シンガポール駐在 良かった点 その二
娯楽(ゴルフ)
多分に海外に駐在しなかったらゴルフをする事も無かったと思う。20代後半の最初の赴任時では”ゴルフなんてオヤジのやる娯楽だ”と真剣に思っていた。だからお誘いを受けても都合が悪いとか何とか理由を付けて断っていた。ある事がきっかけでのめり込む事になった。。
今ではあまり無いかと思うが、当時は顧客主催の業者を集めたゴルフコンペ(大会)が結構あった。その当時でも企業のコンプライアンス(法令や規則をよく守ること。法令遵守)叫ばれていたが、海外の日系企業はまだそこまで厳しく無かった。あるゴルフコンペの100人近い参加者の大会でブービー賞(ビリから二番目)を頂戴してしまった。普段全くゴルフをしていなく当然ながら自分自身のゴルフセットも持って無かったが何故かもの凄く悔しい思いをした。その悔しさから大会後直ぐにゴルフセットを購入し練習に打ち込んだ。ブービー賞になった大会の翌年開催には優勝してやると本当に意気込んだ。
ゴルフをしている人なら分かると思うが、スコア100が一つの目安になる。100切りが初心者の最初のハードル。ブービー賞の時のスコアが125。これも初心者レベルではまぁまぁありがちなスコアだと思うが、赴任者=ゴルフ上手 の図式か分からないが、皆上手だった。スコア100を切ったらきっちりゴルフを辞めてやると本当に思ったが、100を切った時にはどっぷりゴルフにハマっていた。。
結局、駐在期間中に通算300回近くゴルフ場でプレーした。日本と異なりマレーシアを含め近隣諸国では安くゴルフを楽しめる事が出来た(シンガポールは日本と同じもしくはそれ以上高い)。日本に帰任してゴルフクラブのセットはセットを入れるバックのみ新調にしていつでも出来る状態である。しかし実際のところは帰任後、一度もゴルフクラブを握っていないし、その気持ちも無い。料金、移動時間を考えると日本でのゴルフは庶民の娯楽では無いと本当に思う。
随分前だが私が購入したモデルはこの前身モデル。投資した分を回収しなくてはと結構練習した。ゴルフに限ったことでは無いが、語学学習にも言えることだと思うが、お金を掛ける意義はその費用の回収の為のやる気を促すことだと思う。