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猫の国

 今夜から降り始めて明日は雨みたいですね。いよいよ本格的に涼しくなっていく気配。涼しいのを通り越して寒くなりそうな気もする。もう少し秋らしい秋を楽しみたいですね。今日はリモートでお仕事だったので、娘ちゃん(小)のお迎え以外はうちにいました。今日は彼女の話。

 彼女は、保育園では心配になるほど静かで、最近まであまり喋らなかったらしい。朝送るときも、家を出て自転車の後部座席に乗せるまでなんやかんや意味のあることないこと喋りまくっているのに、保育園について下ろそうと後ろを見ると、こわばった表情でまっすぐ前を見ている。緊張しているのかな。彼女にとってはここが職場みたいなもんだもんな。同僚と上司?に恵まれてるといいな、とか思いつつ、毎朝背中を見送る。

 そんな彼女なので、日中も保育園ではおとなしくしてるらしい。今日聞いたのは、なんと「片付けマスター」と呼ばれてるらしい。え~嘘でしょ。うちでは「散らかし魔王」やのに。うちはどの子もほんと内弁慶というか、外面はいいというか、「それ、外でやって来いよ~」ってことばっかりだったけど、みなさんのお子さんはどうなんでしょう?

 彼女は(家では)おしゃべりでおませさんなので、いろいろな名言を残してくれてますが、意味の分からないことを口にしたりもする。その一つが、「猫の国~♪」という謎の歌だった。保育園の先生に聞いてもよく分からないと言う。「それ、どこにあるの~?」と聞いても「猫の国~♪」と繰り返すだけ。夫婦の間では、まあ、どっかで覚えてきたんだろうねえ、ってことになってたんだけど、パパは「国」ってことばを知ってるかなあ、と疑問に思っていた。
 ある時、息子(大)から4代にわたって伝わっている猫のぬいぐるみを手にして、「猫の国~♪」とやっていたので、ピンときた私は、「それが猫の国なん?」って聞いてみた。すると、強くうなずく娘。もう一歩踏み込んで、「その子の名前なん?」って聞くと、「そうだって言ってるじゃん」って感じの反応。という訳で、「猫の国」は「猫のクニちゃん」でした。やっぱり、「国」なんて概念知ってるわけないよねえ。にしても、古風な名前を知ってるもんだな。

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