ep.38 クリスマス・イン・ニューヨーク

【サマリー】
このチャンネルはアメリカのアクションドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の日本語吹き替えパロディーチャンネルである。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーの活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

クリスマス・イブの日、チャックはCTAの会議の為ニューヨークに来ている。
セントラルパークで昔の思い出に浸るが、どんな一日を過ごすのだろうか。

👱🏻‍♂️チャック・バウワー
👩🏻‍🦱クロイ・オブラク
🧑ダニエル・マクレガー
🐷ジェイムス・アリソン
👼🏻テルマ・バウワー

【冒頭】
混沌とする世界情勢。テロの脅威は常に存在する。
僕は連邦捜査官、チャック・バウワー。
イブの夜は、一人ニューヨークで過ごす事になりそうだ。

【内容】
(歩く音)
👱🏻‍♂️「ふぅ~夜はかなり寒いな~しっかし、ニューヨークも久々だな~」
👱🏻‍♂️「ここに来るのも、もういつ以来か覚えていない位だ。」
👩🏻‍🦱「チャック、聴こえる?」
👱🏻‍♂️「ん?あぁクロイ聴こえるぞ。」
👩🏻‍🦱「今どこにいるの?」
👱🏻‍♂️「セントラルパークだ。」
👩🏻‍🦱「そんな所で暇を潰してるの?」
👱🏻‍♂️「だってCTA幹部と会う予定、23時だぞ!近所で時間潰すといったらここだ。」
👩🏻‍🦱「それが今夜の予定、キャンセルになったんだって!」
👱🏻‍♂️「何だと!?」
👩🏻‍🦱「何か長官の体調が良くないみたい。今日は休んで明日午後の会議で会おうって。」
👱🏻‍♂️「だったら最初から明日朝の便で来れば良かったじゃないか!こっちはクリスマスイブに、わざわざロスから来てるんだぞ!」
👩🏻‍🦱「しょうがないじゃない。今夜はゆっくりして。」
👱🏻‍♂️「ったく。」
👩🏻‍🦱「宿舎には行った?」
👱🏻‍♂️「いやこれからだ。CTA専用の宿舎だって言ってたよな?」
👩🏻‍🦱「そう、新しく出来たんだって。臨時の拠点にもなる位、色々整えてあるらしいわ。」
👱🏻‍♂️「そうか。まぁそれはいいんだが今は暖かいふかふかのベッドで寝たいもんだな~。飛行機で横のオッサンが煩くて眠れなかったぞ!」
👩🏻‍🦱「それはツイてなかったわね。」
👱🏻‍♂️「ふぅ~。何か食べて、さっさと宿舎に行くとするか。ん?」
👩🏻‍🦱「どうしたの?」
👱🏻‍♂️「お、ここ懐かしいな。テルマと来た場所だ。」
👩🏻‍🦱「奥さんと?」
👱🏻‍♂️「そう、昔テルマとニューヨーク旅行した時もここに来たんだ。」
👩🏻‍🦱「思い出がある場所なのね。」
👱🏻‍♂️「あぁ~公園内にある池なんだがな、今日もそうだが、凍っていてスケートが出来る位だったんだ。」
👩🏻‍🦱「へぇ~。」
👱🏻‍♂️「あの時テルマと一緒に氷の上で滑って遊んだりしなぁ~。」
👩🏻‍🦱「そう。」
👱🏻‍♂️「ちょっと滑ってみるか。よいっしょっと。」
(バリ音)
👱🏻‍♂️「うぉっ!」
(ドボン音)
👱🏻‍♂️「うわっ!氷が薄い所踏んじゃって落ちちゃったじゃないか。う~最悪だ~。うっくっ。」
👱🏻‍♂️「ちっ。クロイ。ん?クロイ?おかしいな。」
👱🏻‍♂️「ぬぉっ!オレの端末が池に落ちてるじゃないか!」
(拾い上げる音)
👱🏻‍♂️「おわぁ~完全に水没だ。コレが無いと連絡が取れないぞ。くそっ。まぁいいか。宿舎に行けば何とかなるだろ。」
★I.L.
👩🏻‍🦱「チャック?聴こえる?チャック?まだダメだわ。」
🧑「どうしたんですかクロイさん。」
👩🏻‍🦱「2時間前にチャックと交信が途絶えてからずっと応答しないのよ。セントラルパークの池の所だったんだけど。」
🧑「あ~もしかして池に端末落としちゃったんじゃないですかね?」
👩🏻‍🦱「え?防水じゃないの?」
🧑「チャックのは旧型なので防水じゃないんです。変えるのが面倒だからってずっとそのままに…」
👩🏻‍🦱「そうだったのね…」
🧑「でも端末が水没しちゃったら、色々困りますね。連絡も取れないし。宿舎の場所とか分かりますかね?」
👩🏻‍🦱「あ、住所は確かジェイムスがメモして渡してくれたはず。ジェイムス!」
🐷「はい!何ですか?」
👩🏻‍🦱「ニューヨークの宿舎の住所、チャックに渡したわよね?」
🐷「宿舎?何の話ですか?」
👩🏻‍🦱「ほら、チャックが泊まるCTAの新しい宿舎の住所!」
🐷「え?僕知らないですよ?僕が渡したのはイーストビレッジにあるテロリストの住所ですけど?」
👩🏻‍🦱「テロリストの住所!?」
🧑「えっ!?大変だ!」
👩🏻‍🦱「ダニエル!急いでニューヨーク支部に連絡して!その住所に応援を!」
🧑「はいっ!」
👩🏻‍🦱「彼、何も装備持って行ってないのよ!」
🐷「チャック、大丈夫かなぁ…」
👩🏻‍🦱「彼なら多分、何とかすると思うけど…」
★I.L.
(車の音)
(♬白い恋人達 Aメロ)
📻「さぁ次のナンバーはこの時期にピッタリのこの曲です。"白い恋人達"。」
🚕「お客さん、今夜はクリスマスだ。もう少しで日付が変わる。」
👱🏻‍♂️「あぁそうだな。」
🚕「もしかしたら雪になるかもなぁ~。」
👱🏻‍♂️「そうか…」
🚕「この辺ちょっと夜は治安が悪いから気をつけた方がいいよ。」
👱🏻‍♂️「あぁ。大丈夫だ。ありがとう。」
(車が停車音)
🚕「着いたよ。」
(ピ音)
👱🏻‍♂️「あぁここか。いくら?」
🚕「16.5ドルだ。」
👱🏻‍♂️「そうか。ほら、釣りはいらないから。」
🚕「ありがとう。メリークリスマス!」
👱🏻‍♂️「あぁメリークリスマス。ふっ。」
(ドアを開閉音)
(歩く音)(車が走る音)
👱🏻‍♂️「す~。え~っとイースト7番通り568番地っと。ここだな。」
(階段登る音)(ドアを開ける)
👱🏻‍♂️「暗いな。誰もいないのか?」
👱🏻‍♂️「誰かいるか?」
👱🏻‍♂️「おかしいな。この建物丸ごとCTAの宿舎って言ってたけどな。」
(歩く音)
👱🏻‍♂️「今日泊まるのはオレだけなのか?」
(銃声)
👱🏻‍♂️「ぬぉっ!」
(ドタドタ音)
👱🏻‍♂️「くそっ!ふぅ~。どういう事だ。」
👱🏻‍♂️「ふっ!」
(銃声*2)
👱🏻‍♂️「うっくっ!こんな事なら銃を持ってくれば良かったな。」
👱🏻‍♂️「ふぅ~ふぅ~」
(ギシギシ歩く音)
👱🏻‍♂️「ふっ!うぉ~!!!はぁはぁ!」
(飛びかかる音)
👤「うぉぁ!」
👱🏻‍♂️「うっくっ!この野郎!」
👤「うらぁ!」
👱🏻‍♂️「くっ!うぅ!」
(殴る音)
👱🏻‍♂️「はぁ!はぁ!うぅ!くっ!いゃぁ!」
👤「ぬぅ!」
👱🏻‍♂️「うらぁ!」
👤「ぐぅほっ!ぺっ!」
👱🏻‍♂️「お前は誰だ!」
👱🏻‍♂️「うぉぁ~!!」
(殴る音)
👤「うっ!ふっ!むぅ!くっ!」
👱🏻‍♂️「ぬぉあ!おらぁ!」
👤「むぅ~う!」
(ギリギリ音)
👱🏻‍♂️「う、うぅくっ!」
👤「へへへ、死ね!」
👱🏻‍♂️「ナ、ナイフ!?」
(ブシュッ音)
👱🏻‍♂️「うっ!くっ!」
👤「へっへっへ。痛いか。安心しろ。すぐに息の根を止めてやる。」
(ナイフが飛ぶ音)
👤「んぉ!ナ、ナイフが勝手に!?」
👱🏻‍♂️「ん、うらぁ~!!!」
👤「うぉっ!」
(体当たり音)
👱🏻‍♂️「はぁはぁうらぁ~!」
👤「ぬぉぁ!!」
👱🏻‍♂️「ぬぅっ!!」
(取っ組み合い音)
👤「う~!」
👱🏻‍♂️「うぉ~!!!!だらぁ~!!!!」
👤「うぁ~!!!!」
(激しくぶつかる音)
👱🏻‍♂️「はぁはぁはぁはぁ…」
👱🏻‍♂️「うぅうぅ~くっ!…はぁはぁ」
(足音)
👱🏻‍♂️「くそっ!刺された!うっ!くっ!はぁはぁ。」
👱🏻‍♂️「ん。こんな所で、はぁ。死んでたまるか。ふぅ~。」
👱🏻‍♂️「うっくっ!」
(ドア開閉音)
👱🏻‍♂️「ふっ!」
(腰を下ろす音)
👱🏻‍♂️「うぁ~!あ~。はぁはぁ。」
👱🏻‍♂️「ナイフ…はぁ…勝手に飛んでったな…うっ。はぁはぁ。」
👱🏻‍♂️「くっ、もしかして、誰か守ってくれたのかな。はは。」
(鐘の音)(キラキラ音)
👼🏻「チャック、元気でね。幸せになって。」
👱🏻‍♂️「ん?今テルマの声が…はぁはぁ。」
👱🏻‍♂️「はっ。雪だ…」
(パトカー音)(鈴の音)
(♬白い恋人達 サビ)
★END

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