【ショート】プレゼント

(変なノック音)
🍑「ん?スネークね。」(普通)
(足音)
(ドア開ける音)
🐍「よぉ~ミーナ~!」(明るく)
🍑「ハイ、スネーク。」(心がこもっていない挨拶)
🐍「暇だろ?映画でも観に行くか?」(明るく)
🍑「行かないわよ!どうせまた成人映画でしょ!」(強くツッコむ)
🐍「ハッハッハ~。冗談だよ。冗談。」(明るく)
🍑「何か用?」(ぶっきらぼう)
🐍「君、部屋に一人で寂しいだろ?ペットなんてどうかと思ってな。」(明るく)
🍑「ペット?」(急に何言い出すのコイツ)
🐍「これだ。」(明るく)
🍑「えっ!?これ、鼠じゃない!!」(ビックリ)
🐍「いやな、実はジェイムスの奴が…」(説明しだす)
(モワモワ音)
🐷「スネーク~!この子引き取ってくれない~?ウチには猫のシンバがいて毎日追い回されて可哀想なんです~。」
(弾ける音)
🐍「ってな事で断れなくてな。君なんか、ほら?ハムスター好きだろ?」(割りと明るく)
🍑「ハムスターと鼠は違うわよ!」(ツッコむ)
🍑「…コイツ生きてるの?動かないけど。」(不審がる)
🐍「あぁ、今寝てるみたいだ。」(明るめ)
🍑「う~ん。鼠ねぇ~」(迷ってる)
🐍「取り敢えず1週間だけ世話してくれないか?俺は出張があるからさ。頼む。そいつ案外可愛いぞ。」(笑いながら頼む)
🍑「…わかったわよ。1週間だけね。」(しょうがないわね)
🐍「おぉ頼んだぞ!名前はチュンピーだ。」(明るく)
🍑「はいはい。」(他に用がないなら帰って)
🐍「あ、あと…」(急に真面目に)
🍑「何よ。」(ぶっきらぼう)
🐍「これ…」(照れも少しありながら真面目に)
🍑「何これ?」(拍子抜け)
🐍「プレゼントだ。オフィスで君の履歴書見たぞ。誕生日おめでとう。」(真面目に。優しい声で)
🍑「えっ!?」(驚く)
🐍「じゃあな!チュンピーの事宜しく!」(照れて逃げるように。)
(走っていく足音)
🍑「ちょっとスネーク!」(呼び止める)
🍑「…アリ…ガト…」(行っちゃった…と思いつつ独り言のように)
🍑「…アイツ…良いトコあるじゃない…」(ポツリ。少し嬉しそう。)
(ドアを閉める音)
🍑「そうか今日誕生日か…」(独り言)
(足音)
(ガサガサ開ける)
🍑「ん?わぁっ!!これ私が欲しかった新型電動歯ブラシ!!AI搭載の奴ね!最っ高~!テンション上がっちゃう!フッフッフ~」(急に感動!テンション上がる!)
🍑「でもアイツ、欲しい物なんで分かったんだろ…言ってもないのに。」(一転、不思議がる)
🍑「まぁ、いいわ。え~っと、あ、鼠…チュンピーだっけ?この子本当に生きてるのかしら…」(切り替え、鼠を思い出す)
(ツンツン音)
🐭「う、う~ん…はっ!?えっ!?ど、どこだここはッチュ~!?」(目覚めて焦る)
🍑「あ、起きた。」(普通)
🐭「ひょえ~!アンタ誰だッチュ~!?」(衝撃!焦る)
🍑「そんな警戒しなくていいわよ。私はミーナ。1週間あなたのお世話をする事になったから。宜しくね。」(少し優しげ)
🐭「ん?ミーナ?そいやジェイムスの家からまたオフィスに連れてかれて…そうだ!あの変な眼帯男に渡されたんだった。」(思い出す)
🍑「ふ~んよく見ると結構可愛い顔してるわね。」(興味深く観察)
🐭「あの眼帯男…スネーク…だったっけ。何かウキウキしてたなぁ。ミーナ喜ぶぞう~って。この人がそのミーナか。」(思い出す)
🍑「私ハムスターなら昔飼ってたんだけどね。食べるものも同じかしら?ヒマワリの種とか好き?」(普通)
🐭「やった~!鼠好きな人のお家なら安心して居座れるッチュ~。お菓子もい~っぱいくれるに違いないッチュ~!ルンルン♬」(嬉しくなる)
🍑「ま、一週間だけだし餌なんて何でもいっか。ハムスターと違って鼠なんて不潔だし、テキトーに残り物でも食わせてスネークに返しちゃおっと。」(明るく)
🐭「全っ然喜んでないッチュ~!!!」(大ショックで叫ぶ!)

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