【ドラマ】バック・トゥ・ザ・パスト

【サマリー】
これはアメリカのアクションドラマの日本語吹き替え風番組である。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーやその仲間達の活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

とある老人を助けた事でタイムマシンを手に入れたチャック。
いざ過去へ。Back to the Past!

🐶チャック・バウワー
🐣キャサリン・バウワー
🕰️骨董品屋の爺さん
🐴クリンポ・ウエストウッド
🦗早撃ちのグリル

【冒頭】
🐣運命の相手は、もしかしたら同じ時代にはいないのかもしれない。
🐣私は普通の女の子、キャサリン・バウワー。
🐣時空を超えて、あなたに会いに行く。

【内容】
(チュンチュン音)
🐶「キャシー、サンドイッチ食べるか?」
🐣「もう10時よパパ。朝ごはんなら食べてきたわ。」(少し呆れる)
🐶「そうか。」
🐣「あ、ねぇ、電子レンジ買い替えたの?」(気付く)
🐶「ん?あぁ~これな。前のやつが故障しちゃったからな。」
🐣「にしてもかなり古そうなモデルね。使えるの?」(疑問)
🐶「ん~実はこれちょっといわくつきというか…」
🐣「え?どういう事?」(軽く気になる)
🐶「え~っとな、昨日の事なんだが、道を歩いてたらヨッボヨボの爺さんが倒れているのを見つけてな。」
🐣「うん。」(通常)
🐶「で、その爺さんの家?ま、店だな。おぶって連れてってあげたんだ。」
(モワモワ音)
🕰️「ありがとな。若いの。いや~助かった助かった。」(感謝)
🐶「爺さん、ここ骨董品屋か?ガラクタばっかだな。家族はいるのか?」
🕰️「ワシはず~っと一人暮らしじゃよ。家族どころか口づけも交わした事がないのぉ。」(悲しげ)
🐶「そ、そうなのか…」
🕰️「もっと若ければ可愛い娘(むすめ)と結婚して幸せな家庭を築きたかったんじゃがな…何しろ若い頃は全く出会いが無くてな…」(悲しげ)
🐶「…」
🕰️「そんな事より、どじゃ?若いの。何か礼をさせてくれんかの?」(切り替えて明るめ)
🐶「礼?いやいいさ。気にしないでくれ。」
🕰️「まぁまぁ、コイツをアンタにやろう。」(明るく)
(軽く叩く音)
🐶「ん?電子レンジ?」
🕰️「フォッフォッフォ。こいつはただの電子レンジではない。実はな、タイムマシンなんじゃ。たった一度だけ過去へタイムトラベルが出来るワシの宝物じゃ。」(自慢げ)
🐶「タ、タイムトラベル…!?」
(プシュー音)
🐣「何で電子レンジなのよ!普通タイムマシンって言ったら車か何かでしょ!」(ツッコミ)
🐶「知らん!爺さんがそう言ったんだ。」
🐣「本当かしら?」(疑問)
🐶「まぁ爺さんの話が嘘でも電子レンジとして使えれば問題ないだろう。」
🐣「そりゃそうだけど…試してみた?」(怪しげ)
🐶「いや、まだ設置しただけだ。実はキャシーが来てから試そうと思っていたんだ。」
🐣「え?どういう事。」(疑問)
🐶「何かな、若い女と一緒じゃなきゃタイムトラベル出来ないってんだ。」
🐣「ふ~ん。変な条件ね。ま、いいけど。」(少し怪しく思うが…)
🐶「オーケー。じゃ、やってみよう!ふっ、え~っと、ダイヤルは150に合わせろって言ってたな…」
(捻る音)(ウィーン音)
🐶「お、動き出したぞ。」
🐣「ちょっと待って!ねぇ、過去っていつの時代?」(大事な事を思い出す)
🐶「さぁな。」
🐣「恐竜がいる時代とかじゃないわよね?」(ちょっと心配)
🐶「何だキャシー、怖いのか?」
🐣「こ、怖くないわよ!…どうせ嘘っぱちでしょ。」(強がる)
🐶「ふふ。よしっ!行くぞ!Back to the Future!」
🐣「それを言うなら過去でしょ!Back to the Past!」(ツッコみ、勢いよく"Back to the Past!")
(♬タイムマシーン Aメロ)
(チーン音)
★I.L.4
(風の音)
🐶「こ、これは夢か…」
🐣「う、嘘!?…信じられない!」(信じられない)
🐶「ここはどこだ?…いや、いつの時代だ?西部劇の世界みたいだな…」
🐣「このレンジ、本当にタイムマシンだったなんて…」(信じられない)
(歩く音)
🐶「ん?」
🦗「へっへっへ。よぉあんたら変な格好してるな。どっから来たんだ?」(ニヤニヤ)
🐶「あ、あぁ…ロスから…」
🦗「はぁ?ここもロスだぞ。何言ってんだ。それに何だその箱はよぉ?」(バカなのかコイツら感)
🐶「え?…あ、あぁ」
🦗「お、よく見たらお嬢ちゃん案外可愛いツラしてるじゃねえか。へっへっへ。」(嬉しそう)
🐣「え?」(驚く)
🦗「俺様が可愛がってやるよ。こっち来い!」(ニヤニヤ暴挙)
🐶「何っ!?」
🐣「えっ、嫌っ!パパ!」(嫌がる)
🐶「やめろぉ!!うっくっ。銃…置いてきたか。」
(銃を構える音)
🦗「銃ならここにあるぜ。へっへ。てめぇを殺してこの娘(むすめ)は貰う。」(ニヤニヤ悪ぶる)
🐣「やめて!撃たないで!」(必死)
🐶「うっくっ!キャシー!」
🦗「死ねぇ!!!」(叫ぶ)
🐶「うぉ~~~!!!」
🐣「パパー!!」(悲壮に叫ぶ)
(銃声)(銃が飛ぶ音)
🦗「ん何っ!?」(驚く)
🐶「えっ!?」
🐣「えぇっ?」(驚く)
🦗「誰だっ!?」(怒りが湧く)
🐴「(口笛)」(テキトーに10秒ぐらい)
🐶「ん?」
🦗「て、てめぇは!?ウエストウッド!!」(すこし狼狽える)
🐴「その娘(むすめ)を離してやれ。」(クールに)
🦗「てめぇにゃ関係ない事だろうが!」(怒り混じり)
🐴「次は頭を撃ち抜いてもいいんだぞ。」(クールに)
🦗「俺様は西部一(せいぶいち)の早撃ち、グリルだぞ!やり合おうってのか?」(虚勢を張る)
🐴「たかだか1000ドルの賞金首だろ…試してみるか?」(クールに)
🦗「…」
🐴「…Go ahead, make my day.」(お得意のやつ)
🦗「う…くっ、くそっ!おらよ!」(ビビり、キャシーを離す)
🐣「きゃっ。」(押されて軽く悲鳴)
🐶「キャシー!」
(足音)
🦗「覚えてやがれ!はっ!」(捨てゼリフを残し馬に飛び乗る)
(ヒヒーン音)(馬の足音)
(足音)
🐴「大丈夫か?」(クールに)
🐶「あぁ助かったありがとう。」
🐴「お嬢さん、怪我はないか?」(クールに)
🐣「え、えぇ。怪我…ないです…」(一目惚れ)
🐶「ん?」
🐣「素敵…」(うっとり)
🐶「キャシー?」
🐣「えっ、あ…ウフフ…」(気付いて誤魔化し笑い)
🐴「物騒な場所だ。気をつけた方がいい。」(クールに)
🐶「あぁ。そうだな…え~っとアンタは…」
🐴「クリンポだ。クリンポ・ウエストウッド。」(クールに)
🐶「…何かどっかで聞いた名前だな…チャック・バウワーだ。こっちは娘のキャサリン。」
🐣「ど、どうも…」(頬を染めながら)
🐶「あの、変な事を聞くが、今は西暦何年なんだ?」
🐴「知らないのか?今年は1873年だ。」(クールに)
🐶「1873年!?」
🐣「えぇ!?」(驚く)
🐶「ひゃ…150年前か…」
★I.L.4
(虫の鳴く声)
🐣「星が綺麗ね…こんなにたくさん見えるなんて。」(うっとり)
🐴「星?星なんて珍しくもないが…君は変わった女性だな。」(クールに)
🐣「ねぇ、クリンポさんはガールフレンドとかいないの?」(頬を染めながら)
🐴「ガールフレンド?オレは女には興味がない。」(クールに)
🐣「やだっ。カッコいい。」(うっとり)
(足音)
🐶「おい!キャシー!」
🐣「ん?…何よパパ!」(現実に引き戻され強気)
🐶「タイムトラベルの期限はちょうど24時間だ!宿を見つけたから今夜はそこで休むぞ!屋根から降りろ!」
🐣「私はもう少しここでクリンポさんと一緒にいるわ。邪魔しな~いで!」(強気)
🐶「はぁ~全く、またか…やれやれ」
(足音)
🐣「ねぇねぇ、クリンポさんはおいくつなの?」(嬉しそう)
🐴「ふっ。年齢なんてただの数字だ。それに…」(クールに)
🐣「それに?」(嬉しそう)
🐴「先住民のノバーシ族から不思議な水の話を聞いた。」(クールに)
🐣「水?」(不思議)
🐴「満月の夜にだけ湧き出る長寿の聖水と呼ばれるものがあるらしい。いつかそれを見つけるのがオレの夢だ。」(クールに)
🐣「満月の夜だけ…素敵…」(うっとり)
(場面変わる)(チュンチュン音)
🐶「キャシー!時間だ!そろそろ行くぞ!こっちに来い!」
(足音)
🐣「えぇ?もう?帰るの来週にしない?」(嫌がる)
🐶「いやそういうシステムじゃないって!時間になると自動的にレンジが動き出すから、その時傍にいておかないと帰れなくなるぞ!」
🐣「もう!自己中なレンジね!」(プンスカ)
🐶「ほら、早く。」
🐣「…う~ん。」(考え込む)
🐶「キャシー?」
🐣「…ねぇパパ。」(考えながら)
🐶「ん?」
🐣「私、帰らない。」(きっぱり宣言)
🐶「えっ!?」
🐣「私、クリンポさんと一緒にこの時代で生きるわ。」(きっぱり宣言)
🐶「ちょ、ちょっとお前何言ってるんだ!そんなの許せる訳ないだろ!」
🐣「もう決めたの!パパ一人で帰って。」(強気)
🐶「キャシー!無茶言うな!」
🐣「クリンポさんがね、私の事幸せにするって言ってくれたの!ね?クリンポさん。」(嬉しそう)
🐴「ふっ。オレがそんな事を言うとは。」(クールだが嬉しそう)
🐶「いやお前状況分かってるのか?この時代で生きる事は想像の何倍も大変なんだぞ!」
🐣「大丈夫よ~。私達には愛があるもの~。」(嬉しそう)
(ウィーン音)
🐶「うぉっ!!レンジが動き出した!!おいキャシー!」
🐣「パパ、愛してるわ。あっちの世界で元気でね。」(明るく)
🐶「う、嘘だろっ!!こんな別れ方…」
(足音)
🐴「チャック、キャシーなら大丈夫。オレに任せてくれ。」(クールだが嬉しそう)
🐶「い、いや…」
🐣「いやん。クリンポさんったら。」(嬉しそう)
🐴「昨夜唇を奪われてからオレはもうすっかり彼女の虜だ。子供を沢山作るよ。」(ヒソヒソ声で)
🐶「ぅおいおい!何て事言うんだクリンポ!?そっ、も、もう時間が…」
(足音)
🐣「じゃーねー!パパ!気をつけてね~!!」(明るく)
🐶「ちょっ、キャシー!キャシー!!!」
(チン音)
(♬タイムマシーン サビ)
★I.L.5
🐶「はぁはぁはぁはぁ」
(ドア開ける音)
🐶「爺さん!爺さん!いるか!爺さん!はぁはぁ。」
🕰️「はぁ?アンタ誰だ?」(知らない奴が来たぞ感)
(ドア閉まる音)
🐶「爺さん!助けてくれ!キャシーが、娘が過去に取り残されたんだ!もう一回過去に行かせてくれ!」
🕰️「過去?何を言ってるかさっぱりワシには…」(コイツ何言ってるんだ感)
🐶「いやだからアンタがくれた電子レンジで過去に行ったんだよ!そしたら…」
🕰️「悪いが今日はひ孫の還暦祝いでな。今から出かけるんだ。忙しいからもう帰っとくれ。」(邪険に扱う)
🐶「えっ?ひ孫が、還暦!?アンタ一体いくつなんだ?ん?そいや家族はいないって言ってなかったか?」
🐣「ちょっとアンタ!どこだい?」(婆さん声:遠くに呼ぶ感じ)
🕰️「ん?んあぁ~?店だよ!婆さん!」(遠くに答える感じ)
🐶「ん?」
🐣「クリンポったら毎晩激しいんだから、あたしゃもう腰が…」(婆さん声:ブツクサ文句)
🐶「え!?ク、クリンポ!?」
🕰️「フォッフォッフォ。ノバーシ族の聖水のおかげでノバーシ放題じゃ。」(自慢げ)
🐶「ちょっと待て!爺さん、クリンポなのか!?」
🕰️「あ?あぁ…ワシの名前じゃ。クリンポ・ウエ~ストウッド。」(きょとん)
🐶「そ。そんな…って事は…」
🐣「聖水なんて飲むんじゃ無かったよ。いい加減さっさとあの世に…あらお客さんかい?」(婆さん声:文句~客に気付く)
🐶「はぁ~!!(吸って驚く声)」
(ものを落とす)
🐣「え?はぁ~!!(吸って驚く声)」(婆さん声:気付いて驚く)
(ものを落とす)
🐣「パ、パパパパパパ!!!!???」(婆さん声:驚く)
🐶「キャ、キャシー!!!!!!!????」
🐣「はっ…」(婆さん声:気が抜けた声:気を失い倒れる)
(ドスン音)
🐶「おい!キャシー!キャシー!爺さん!救急車~」
★END

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